あの子は妊娠したんだと思う。


だからあんなに自信満々だったんだと思う。


妊娠が発覚したのは5月に入ってからだろう。


あの子は母になる事を夢見たのだろう。


今回はあきらめてくれ


夫はそういったのだろう。


あの子は中絶をするにあたって


離婚・・・せめて別居を条件にしたのだろう。


アパートの契約は5月25日


あの子が中絶したであろう日は6月10日


皮肉にも私たちの結婚記念日。




アパートの契約の日

戸籍謄本を取り寄せた日


帰宅しなくなった頃


夫がパチンコに走った頃


すべてのつじつまがあってくる。


「騙された」というあの子の言葉も


「あの子は俺があの子を選ぶと思っていたと思う」


という夫の言葉も。


あの子に出来て

私に出来ない事は

夫の子を産むこと。


私は夫と夫の子どもを引き離したとあの子に責められた。


あの子はいつか夫の子を産める


だから


奥さんは彼を幸せに出来ない


と、言い放ったのだろう。








どうしてそんなにイライラしてるの?


イライラしたいのは、こっちです。。。



パスポートの申請に行った時の


冷や汗・・・


パニック発作に見えたよ。



夫もうつ病なのではないかと思うふしが多々ある。


大丈夫かな?





夫が少しずつ気遣いを見せるようになった。


最初はヘコヘコするのがイヤだったようで

私に対してどう接していいのかわからない様子だった。


こないだはドラマを観ていた時に

登場人物が世間を恨んで

「みんな死んでしまえばいい」などネガティブな長台詞が始まると

「このドラマ、止めよう」とチャンネルを変えてくれた。


今日は犬の散歩に誘ってくれた。


少しずつ少しずつ

仲のいい夫婦に戻りつつある事が嬉しい