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琵bow-log 〜 琵琶湖の美しさを忘れない 〜

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久しぶりの更新

先日こんなことがあったのでうまく文字にできるかはわかりませんが書いてみます。

 

 

「コロナウィルス」

超現実主義の自分はコロナウィルスの動向を初期(武漢で発生報道があった時)から

毎日ニュースを冷静に見てきました。

武漢市の封鎖、クルーズ船での集団感染、空港の検疫等、各国の対応、地方への感染の動向。

ニュースはコロナの事ばかりでうんざりと思われる方も多いかもしれませんが、変な話自分的には

コロナを通して見えてくる人間の行動は興味深いことだらけで、ある意味面白くも思えた。

こんなことがあるまでは・・・

 

 

なんとなく2月中旬から痰がよく絡むようになった。

こんなに痰がでるのも変だなとも思いつつも、暖冬で早く飛び出している花粉のせいかなと思い

病院に行く時間ももったいないし市販薬を試してみようと飲んでいた。

確かに鼻水は出ないし、一日回で済むし、まあいいかと思っていた。

でも痰の量は減るわけでもなく、話をしていても痰が絡んで話しにくかったりしていた。

3月に入っても特にどこか痛いわけでもなく、痰がからむ、のどが痒いなあと普段通り生活していた。

乾燥と花粉のせいかなと思っていた。

3月中旬、痰の量が増えて止まらなくなり、通勤途中に何度も車の窓を開け中央分離帯に痰を吐くようになった。

仕事中も席を立ちトイレや側溝に痰を出しに行くようになった。

 

3月23日(月):N市内の会社近くの耳鼻咽喉科に行く。

毎年花粉症の薬を処方してもらっている医院だ。

痰がとまらないこと、のどが痒くて咳がでること、今年は市販薬を飲んでいることを医師Aに伝えた。

「市販薬はとにかく鼻水を止める作用があり、鼻の中で炎症を起こしたりもする」みたいな

ことを言って、「蓄膿」(副鼻腔炎)のような状態だと言われた。

鼻の処置をしてもらい、排膿散及湯(なぜ漢方薬?)を処方してもらった。

 

3月25日(水):薬を飲んでも痰はとまることもなく、むしろ咳が止まらなくなってきた。

電話をしていても途中で咳が出て話せない。

国内感染が徐々に増えていく中、事務所内で咳をするのも気が引け、わざわざ屋外に出て

咳をして痰を出していた。

夜寝るときも咳がでて眠りにつくのも一苦労な状態になった。

 

3月26日(木):朝起きると緑色の痰がでる。変な臭いがする。

蓄膿だからしょうがないかと思いつつ本当に咳が止まらなくなっていた。

咳込むと5回10回と続き、それが何度も続き、その間隔がだんだん短くなってきた。

 

3月27日(金):一言二言話すとせき込んでしまう。

胸や背中も痛くなってきた。咳き込んで体力を消耗して何も手につかない。

さすがにまずいとフラフラで23日(月)に行った医院に定時を待って駆け込んだ。

とにかくせき止めか何かをくれと言いに行ったつもりが・・・・・

自分が席につくなり、医師Aが言った。

 

 

医師A:「君もかっ!」

     「窓を開けてっ!!」

看護師が急いで窓を開ける。

医師A:「周りに感染者はいないか?人混みや海外には行ってないか?」

自分:「何のことですか?」

医師Aが体温計を自分の額にあてる。37.5℃。あれ?俺熱あるの?!

医師A:「隠れ感染者が市内にもいるんだよ!君みたいな年齢の人が感染しているとまずいんだよ」

自分:「いやいや、月曜(23日)に来た時、先生蓄膿って言ったじゃないですか」

医師A:「いや、あなたダルそうにしているじゃない。」

PCR検査しよう。保険が利くようになったから。あー17時過ぎてるから

保健所終わってるかも、電話入れてみて!」

受付:「だめです、つながりません」

自分:「別に咳をして疲れているだけですって」

医師A:「明日保健所やってないから週明けに検査しよう」

自分:「はー。」

まさに青天の霹靂、それ以上返す言葉が見当たらない。

 

看護師:「裏から出てください」

半隔離部屋に通される。まさに容疑者。すでにコ・ロ・ナのハンコを押された様。

 

まさかそんなことがあるのか?

3月は繁忙期のため土曜日の休みは無し、車通勤だし、日曜は家に引きこもっていた。

市中感染?どんな確率?俺が?蓄膿でしょ?コロナ?同時にかかる?

処方箋薬局にいつも通り行き、いつも通り対応してくれる。

俺、コロナ?だとしたら普通にお釣りくれるけど・・・いいの?

駐車場から嫁に電話を入れる。案の定のパニック。

 

25(水)-26日(木)と嫁母と義姉の次女が自分の家に泊まりに来ていて、27日に入れ替わりで

嫁の実家に嫁と長男、次男が泊まり行って、義姉家族と集まっているというのだ。

まずい、もしもコロナなら濃厚接触が濃厚接触を生んでいる。

義姉は介護っぽいことをしている、俺の陰性が確認できるまで出勤できないと言っている。

早く白黒つけないといけない。

 

家に帰って、住居地G市の保健所に電話をする。

N市の医師の検査要請は聞けない、G市内の医院にかかって医師が必要と判断しないと

検査は受けられないようなことを言っている。

「何市だろうが医師は医師だろうが!」とは言えない。

A医師に電話して何か早く判断する方法はないのか聞いてみる。

医師A:「うちは土曜もやっているから明日朝うちに来て血液検査をして白血球の数値をみれば夜には

     ある程度判断がつくかもしれない」

 

半信半疑なのでとりあえず従っておくことにした。

 

28日(土):わざわざ高速に乗ってN市まで血液検査をしに行く。

すでに窓が開いている。密閉しないためだ。

23日にやった細菌検査結果でインフルエンザ菌?が出ているみたいだ。

痰切れを良くする薬と咳止め、抗生物質も処方される。

結果は夕方だから19時くらいまでに連絡すると聞いて帰る。

 

1731分:嫁からLINE

次男:39.7℃、長男:37.7

馬鹿な!!うつっている!!インフルエンザ菌?

コロナ?なら俺最低な親や!助けにも行けない!

幼児のコロナ感染による情報はほとんどない。どんな容体になるかもわからない。

わが子を殺すのか、俺?オレ?

家庭崩壊や、いや親族崩壊や!!

もし陽性なら即隔離入院にされる。子供はどうなる?

地獄だ!!

当然子供も疑いがあるから病院に行けない。嫁、親族は家から出られない。

 

1915分:こちらから医師Aに電話をする。

医師A:「白血球の数値が上がっていない、感染の疑いはぬぐい切れず50:50くらいだ。

細菌性の病気であれば白血球の数値が上がるはずで、コロナウィルスは白血球

の数値を下げる(抑える)報告がある」

自分:「やっぱり月曜にPCRを受けるしかないのでしょうか?」

医師A:「そうだね」

 

グレーということ、いや、むしろ追い詰められた。コロナなのか?

夜になってから胸が痛い。明らかに胸が痛い。37.0℃。

咳をするたびに胸が痛い。これは筋肉の痛みではない。

肺だ・・・

肺炎だ。

息苦しい。特に右胸、右の肺が息苦しい。

やっぱりコロナなのか・・・?コロナウィルスによる肺炎なのか?!

母親が自転車のかごにご飯を届けてくれる。インターフォン越しにしか話せない。

コロナは重症化する場合、突然やってくるという情報を得ている。

一人ベッドに入ると恐怖が襲ってくる。

暗い、息苦しい。咳をしなくても胸が痛い。

このまま寝たら目は覚めるのか? そのまま起きられないんじゃないのか?

容体が急変したら自分で救急車呼ぶのか? その線引きは?

救急隊員は丸腰でくるぞ。タクシーも無理だぞ。

 

329日(日):目が覚めた。生きている。咳は減ってきたが胸が痛い。37.0℃。

コーヒーの臭いも、パンの味もある。いや、鈍いかも。

夕方、次男は40.0℃を超えているという。何ということだ!

ここまで追いつめられると自分はもうコロナになっている。

ご飯を食べて薬を飲むしかできることはない。

夜が更けていき、一人ベッドへ。

不安が不安を呼び恐怖を感じる。

職場も封鎖させてしまうのか・・・

上を向いて寝られないほど胸が痛くなっていた。

 

3月30日(月):また目が覚めた。まだ生きている。36.9℃。

また高速に乗ってN市の医院の駐車場に入る。電話をしてみる。

自分:「検査をしたいので入ってもいいですか?待機していましょうか?」

医師A:「保健所から取寄せるのでそのまま待って近いのですぐ連絡します」

N市保健所から自分に電話が入る。

保健所:「N市民しか検査はできませんよ」

自分:「え?医師Aはできると言われたのでG市から運転してきているのですけど」

保健所「すみませんねー、おそらくコロナではないと思いますよー、G市の病院に行ってみてください。」

自分:「えーーー。」

お前もお前もふざけるな!なんてことだ。

嫁は半ギレ。

この恐怖の2日間は何だったんだ。

「インフルエンザ菌とコロナウィルス」「細菌とウィルス」

細菌が見つかっているなら細菌性の肺炎か、細菌性肺炎とウィルス性肺炎に同時にかかることは

ないだろうと動機づけをしてトンボ帰りで自宅最寄りのG市内の内科に走る。

もうヤケだ。結果を出さないと親族一同身動きが取れないのだ。

マスクをして人に近づかないように行く。 幸い空いている。

問診表にレントゲンをお願いしますと書く。

微熱が続き、咳が出て、胸が痛い、今飲んでいる薬、インフルエンザ菌が別の医院で見つかっている

ことを伝える。

こちらの医師Cはなぜうちに来たの?みたいな感じである。

N市の医師Aは細菌性肺炎だとわかっているはず」だと思っていたのかもしれない。

レントゲンを撮ってもらうとやはり肺炎になっていた。

医師Cはよくあることみたいに話している。

点滴(抗生剤)をしてもらい、薬を追加された。

やっぱりコロナではないんだ?

この流れを嫁に話し、長男は回復、次男はまだ40℃で解熱剤飲んでいる。

大丈夫だから病院に連れて行くように促す。

次男は幼児がなる突発性発疹だったようだ。

自分は抗生剤が効いてきたようでだんだん胸の痛みは消えていった。

薬が効くのならコロナではないと自分を納得させていく。

 

4月1日(水):医師Cにほほ大丈夫で明日にでも会社行っていいと

言われが大事をとって23日と休むことにした。

 

4月4日(土):嫁と子供たちが帰ってきた。

元気でなによりほっとした。地獄から脱出できた。

 

4月6日(月):出社した。一人別室で隔離された。

「だから細菌性肺炎ですから」とか説明するのも馬鹿らしいので素直に受け入れて

むしろ誰かにうつされるリスクが下がってラッキーだと思って一週間外出を止めた。

それくらいの地獄をみた。

 

詰まるところ医師Aが悪かったんだと思う。

インフルエンザ菌が出た時点でコロナではないだろうということは気が付いていたはず。

当初は正義感のようなもので隠れ感染者をあぶりだしたかったのかもしれない。

 

ただ医師もおびえているのだと思う、丸腰(防護服等なし)で感染の疑いがある患者が来ているかもしれない。

医師自身や院内感染、閉鎖、消毒作業、風評被害。

 

この経験で疑似感染体験ができた。

コロナウィルスは対岸の火事ではない。

冗談でも口にしてはいけない。

誰がいつ感染していてもおかしくない。

自分の感染は家族や大切な人の感染を意味する。

親だけ陽性なら子供は誰が見るのか。子供だけ陽性でも言葉がわからないのに

隔離入院なでできるわけがない、言葉にできないほど大変なことになる。

 

みんな想像力を働かせてできる限りの予防はされた方がよろしいかと思います。