前回の更新からかなりご無沙汰してしまいました。
遅ればせながらではありますが、明けましておめでとうございます。本年は例年通り、年始から活動を開始し、各種行事への出席や挨拶回りなどを行っています。
先の衆院選の余韻がさめやらぬ中、市民の皆様からは、選挙後早々に政府が打ち出した介護保険給付や障害者社会保障給付の切り下げの方針について、お怒りの声が多く聞こえてきます。一方で、今の政治に対して民主党のふがいなさを嘆く声も非常に多いのも事実です。現在民主党では、前代表が議席を失ったため、新代表を選出する選挙が行われています。しっかりと建設的な議論を通じて、民主党の旗幟を鮮明にして、国民に示してほしいと思います。そして新しい代表のもと、もう一つの「足」として国民から選んでもらえる政党に再生をしていきたいと思います。
今までの代表選の議論を見ていて、私が感じているのは以下の3点です。
1点目はアベノミクスに対して、どのような経済政策を民主党として打ち出して行くのかを、分かり易く論じて頂きたいです。前回の衆院選をみても、アベノミクス批判は一定程度浸透しましたが、対案を示すことが出来なかった感があります。民主党の経済政策をしっかり示してほしいと思います。
2点目は地方組織をどのようにしていくかということです。民主党は地方分権改革や、「地域主権改革」に積極的ですが、一方、党内ガバナンスは強力な中央集権だと言っていいと思います。党運営に対して自らの意見が一定程度反映される制度がなければ、参加意識や愛党心は生まれず、強い地方組織は育たないと思います。代表選のポイント配分の考え方や総支部長(衆議院選候補者)の決定に地元の意見をどのように反映するのかなどを含めて、この点しっかりと各候補の考え方を示して頂きたいと思います。
3点目は、代表選の議論を通じて、他候補を批判することは厳に慎んで頂きたいということです。野党再編の件で、候補者同士が批判し合う場面がありましたが、こういった場面はマスコミが面白おかしく切り取って報道します。結果、民主党の最大の反省点であったはずの「バラバラ感」が演出されてしまいます。
是非前向きで建設的な議論を通じて、民主党の多様性とそれを統一する理念をしっかりと国民へ示してほしいと思います。
とりとめのない文章になりましたが、今年も今まで以上に一日一日、一瞬一瞬を大切に、心を込めて活動していきたいと思います。