やじ

少し前から、都議会でのやじにいての話題が世間を賑わしています。
当然のように、全ての問題発言に対して、その発言者が特定され処分を受けるものだと思っていましたが、最近、この問題がうやむやなまま幕引きされるという事を知り、耳を疑いました。
「やじは議場の華だ」と言って、一部には肯定的な人もいますが、私はあまり好きではありません。あまりに的外れなお粗末な質問や答弁には、怒って声を発する事はありますが、基本的には、他者の発言に耳を傾ける場だと考えています。
私も、議場で登壇し、発言する際にヤジをうけた事はあります。声色や聞こえてくる方向から、やじった人はだいたい分かります。というか、ほとんど決まったメンバーです。また、やじった人に議席の近い人は、熟睡しているか失神していない限り、やじった人は絶対に分かると思います。その意味では、隠避をしたと、連帯責任を問われても仕方がないと思います。
この問題をうやむやに、人々の記憶が薄れる事を、嵐が通り過ぎるのを待つがごとく、やり抜けようとしている都議会議員、特に自民党会派の体質は非常に問題だと思います。我が国の首都の都議会の品性が問われている自体と言って良いでしょう。
東京都議会はこの問題で、世界から注目されています。同時に、東京都民の意識も問われているのではないでしょうか。