今日は自分史の中で特筆すべき日になりました。

明治期以降、多くの総理大臣が誕生し、我が国のリーダーとして采配をふるってきました。

各々の総理大臣の実績や人柄など、それぞれ大いに尊敬できる方々ばかりです。

どの総理大臣が最も偉大だったか、評価するポイントも違うでしょうし、人それぞれだと思います。

私は、平成の歴代総理で最も偉大な功績を残した総理はと問われれば、迷わず第95代、野田佳彦内閣総理大臣の名前を挙げます。

野田総理は、ねじれ国会、東日本大震災、党勢の落ち込み、という挙げればきりがない困難な状況で、国論を二分するような政治課題に逃げずに取り組み、決断し、政治を前に進められました。

その中でも特筆すべきは、税と社会保障の一体改革の3党合意を、多くの離党者を出しながらも実現させた事です。

今まで我が国の政治は、国民にとって真に必要な事であっても、耳の痛い事は先送りをして逃げてきました。これはよく「ポピュリズム政治」などと言われるものです。それを如実に表しているのが、今では1000兆円を超える国の借金だと思います。増税をお願いするのは、政治家だれもが避けて通りたい所です。しかし、我が国の将来を考えたときに、これが真に必要であれば、やらなければならないと思います。

野田前総理はそんな難しいテーマを、非常に困難な政権運営を求められる状況でやりとげた、胆力と覚悟のある数少ない政治家だと思います。

今日は、かねてより面会を希望していたご本人と、衆議院会館での面会が許されました。

色々お伝えしたい事があったのですが、市議会で発言するときなどはたいして緊張しない私が、がらにもなく非常に緊張してしまい、思っている事の40%もお伝えできませんでした。

それにしても、表情や受け答えはすごくソフトなんですが、存在感がハンパじゃなく、迫力がありました。例えが悪いかもしれませんが、巨象のような印象を受けました。

お忙しい中、お時間をつくって頂いた野田前総理、本当にありがとうございました。

この場をセッティングして頂いた、秘書の方々、本当にありがとうございました。

いつかは・・・・。
八王子市議会議員 安藤おさみのブログ