耳を疑うような被災地の県知事への発言の後、松本復興担当大臣が引責辞任した。
あんな事を言えば、多くの被災者を傷つけ、世間からも大きな批判の声があがるのは、誰でも予想できる。何故そんな発言をしたのか。一部の見解として、復興にかける思いが先走った為、語気が強くなった、との声もあるが、それはあまりに偏った見方だ。仮にそうだとしても、チームをまとめるリーダーとしては、ふさわしくない発言だろう。
問題発言直後の引責辞任は、自身の発言を追及される事による、復興への取り組みが遅延、阻害されないようにする為の松本前大臣なりの判断だろう。賛否両論あろうが、今は復興への取り組みを遅滞なく進めることが第一優先であるから、私としては当然の判断だと思う。
この様な事で、復興への道のりが少しでも遠のく事があってはならない。言うまでもないが、派手なパフォーマンスは要らない、今は復興第一に、一丸となって取り組むべきである。