緊急事態委宣言の延長も取りざたされているようです。
この連休も、さまざまな活動が自粛され、私も事務所で事務作業をしています。
明日は憲法記念日。
昨日のブログでも、憲法改正について書きましたが、きょうも
憲法について書いてみたいと思います。
憲法改正で最もやってはならないことは
「そのときの流行を書き込むこと」
「そのときの新しい考え方を取り込むこと」
です。
自民党の憲法改正草案には
財政健全化条項があります。
「83条の2
財政の健全性は、法律の定めるところにより、確保されなければならない。」
これは平成24年に決定されている草案です。
このときには私はまだ国会議員ではないので、この議論には参加していません。
そして、この条項は最近の自民党内の憲法改正議論では俎上に上っていません。
すでに自民党内でも死文化しています。
財政健全化を憲法に書き込むなど、あり得ません。
つまり、
「財政健全化が正しいとされていた流行はすでに終わっている」
ということなのです。
この例が「そのときの流行や正しいとされていることを憲法に入れてはいけない」
最たるものです。
とにかく憲法改正さえすればいい、というものではありません。
最高法規にふさわしく、未来永劫不変のものは何なのか。
それを考えて憲法改正議論をしないと、将来に重大な禍根を残すことになります。
財政健全化がいかに日本を貧しくしてきたか。
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