日本人としての意識
今、コロナウィルスに関するニュースが毎日報道され、日本だけではなく世界中で、そして、イタリアでも感染者が増え、一日も早く収束することを願うばかりです。アジア人に対する差別があるという報道がありました。本当に心が痛みます。私自身もイタリア留学中に大学でアジア人差別があったり、食料品店で「触るな〇〇人」と言われたり、まだ閉店時間ではないのに銀行で私の番が来たらカーテンを閉められたり。友達は車からたばこを投げつけられたり、もうたくさんいろいろなことがありました。旅をしているときにもレストランでもいろいろ言われましたし、アジア人との相席は嫌と言われたこともあります。私自身、このような差別が嫌いなので、「触るな〇〇人」と言われれば、「なぜ?なぜアジア人が嫌いなの?」と聞いてしまうのです。もちろん、差別発言をされて何も反応しないこともあります。でも聞いてしまうことも多々あります。そうすると、アジア人に対して知らない、無知から始まる差別が多いように感じました。だからこそ、日本という国がどんな国で、どんな言語があり、どんな文化があるのか、私、説明してしまいます。そうすると、最後は握手して別れたりします。海外で生活をしていると、日本にいるときよりも日本人としての意識が高まります。でも、面と向かって言われると本当に辛いですよね。今回のコロナウィルスの報道を見ていて当時を思い出しました。あるSNSで「私は差別はいけないこと、イタリアで差別を受けたけれど、イタリアが好きで恋しい。差別は人を傷つけ、そこに平和はありません。地球は1つです。私たちはみな、地球市民です。」と訴えました。あるイタリア人の友達はSono perfettamente d'accordo con te,la terra e` di tutti e la discriminazione e` solofrutto dell'ignoranzaと書いてくれました。差別がなくなり、一日も早くコロナウィルスが収束しますように・・・・