（編集・周宏文/総合記事）スコットランドの地域週刊誌サンデー・ポストは3日、現地のグラスゴー・プレストウィック国際空港に米軍のボーイング757機が19日に到着するとの通知を受けたとスクープした。 再選負けが予想されるトランプ米大統領は、翌日、民主党のバイデン当選大統領の就任式を避けて休暇に出かけた。 報道が事実なら、トランプ氏は式典に出席して正式にバトンを渡す前に出国する初の米国の退任大統領となる。
サンデー・ポスト紙の情報源は、プレストウィック空港の匿名の人物だ。 それによると、米軍のボーイング757機にコールサインがついて到着することを知ったという。 「この757は、一般的にはペンス副大統領が使用しているが、通常はファーストレディのメラニアが使用している。エアフォースワンが来た場合、一般的にはより多くの周辺作業が必要になり、予報はより早くなるだろう。」
サンデー・ポスト紙が引用したもう一つの証拠は、2機の米軍機が昨年11月12日に同空港に到着して1週間近く滞在したことで、これは通常、トランプ氏がある場所に長時間滞在する準備をしていることを意味するが、この2機はトランプ・グループ傘下のトランプ・タンベリー・ゴルフ・リゾートを数回偵察したというものだ。 ボーイング757は大統領が使用するエアフォースワンのボーイング747よりも小さい。 トランプ大統領が乗る飛行機にはそれぞれコールサインがあり、自分のボーイング757旅客機に乗る場合は「タイソン1号」が含まれる。
もし、この推測が真実になれば、トランプは米大統領引継ぎの伝統を破るだけでなく、自分の滞在地で5日から1ヵ月間実施された4級防疫行動制限令に違反し、米国の正副元首とファーストレディー専用機に対する空管の特別礼遇を乱用した疑いがもたれるであろう。 退任前の最後の一飛を果たすために、借金まみれが喧伝されているトランプ・グループの代わりに、米国の税収を使うことになるだろう。
スコットランド政府はトランプ氏が来たかどうかの責任を抜きにして、外国元首の訪問は英外務省が担当していると強調した。 ホワイトハウスはこの報道を裏付けておらず、トランプ氏の20日間の計画が後で公表されると述べるにとどめた。 しかし実際には、トランプ氏の側近でさえ不確実であり、今も選挙不正論に固執して敗北を認めていないトランプ氏が20日のバイデン氏就任式に出席するかどうかは定かではない。 報道前にも、米メディアはバイデン氏の就任式にトランプ氏は出席しないと裁定していた。 しかし、AP通信は先月、トランプ氏が権力引継ぎの伝統を尊重して就任式に現れると予想されているが、4年後には出馬宣言のために出席するかもしれないと報じた。
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