Gateful Crane Action ~鶴の恩返し~

Gateful Crane Action ~鶴の恩返し~

誰かのために千羽鶴を。
私と母、若年性アルツハイマーと闘っている元飲み上司と始めた千羽鶴を贈る会。
病気と闘う誰かのために、千羽鶴を届けるほんのささやかな気持ちを綴った鶴の恩返しのブログ。

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新年明けましておめでとうございます。
本年も、皆さんにとって実り豊かで平和な一年となりますように。


こんにちは。
はじめまして、&Cです。

昨年からずっと始めたたいと思っていたこの「Grateful Crane Action」。
日本語に訳すと「鶴の恩返し」について、2015年1月1日からスタートしました。
不定期にブログというカタチで綴っていければと思っています。


このアクションプランはそもそも何かって。
私と母、前職でお世話になり今若年性アルツハイマーと闘っている飲み上司(Kさん)とスタートする「千羽鶴を誰かに贈る会」です。

なんでそれをやるかっていうのは、ここからちょっと読むと伝わるかな。



私自身、2013年10月にくも膜下出血に襲われ、手術、1ヶ月の入院生活を経て、無事後遺症もなく社会復帰できたという経緯の持ち主。
2013年2月に、某カルチャースクールを創業しその半年後の出来事でした。
そしてこの2015年1月現在、くも膜下出血を起こしたとは全く思えないほどピンピンしており、新年にワクワク、また新たな事業への挑戦をする1年としています。
(手のひらの生命線はやたら太く長く、とても39歳で死ぬとは思えなかったほどの桁外れの生命力)

創業して約2年。
くも膜下の経験も含め、多くの人に支えられてきた2年でした。
あまりにもそれを痛感し過ぎて感謝の気持ちが溢れてしまい、それを何かのカタチで社会に恩返ししたいという思いがこの「鶴の恩返し」につながっているのです。
入院中、どの病室にも千羽鶴が飾られていたのが印象的で。
でも明らかに家族もいなくて一人で洗濯しているような高齢者の方もいて。
千羽鶴どころじゃないよね、快方祈願してくれる人もいないんだ・・・って、ちょっと寂しい気持ちになったことを覚えています。


さらに。
私が以前勤めていた会社で、直接の上司ではなかったけれど、飲み上司として前職から、そして創業後もいつも応援してくれたKさんが、約1年半前に若年性アルツハイマーに。
会社・仕事が大好きで、仕事が生きがいの彼にとって、私なんかが計り知れないほどの無念さがあったろうに・・・ご家族のことを思うと・・・胸が詰まる思いです。


そんなKさんと、この年末、2ヶ月ぶりにプチ忘年会を開催。
元気ではあるものの、やっぱり少しずつ少しずつ、Kさんの身体を蝕んでいる若年性アルツハイマー。
この忘年会がもしかしたら最後の飲み会になるかもな、なんて寂しい一言。

そこでKさんに提案したのが、この「誰かに千羽鶴を」。
密かに2015年から一人で始めようと思っていたこのアクションプランについて、Kさんに伝えてみました。


普通に考えれば、彼が千羽鶴をもらう側に、いずれなるのかもしれない。

でも、そうではなくて、
アルツハイマーという難病になっても、「どこかの誰かのために、自分も何かできる」、

ささやかかもしれないけれど、そんな生き甲斐・張り合いをKさんに持ってもらいたい。
そんな思いを伝えたら、
「何か意味があってアルツハイマーになったんだろうなって思うよ」と
少し寂しそうに、でもいつもの豪快なKさんらしい力強い言葉が返ってきました。


手先の運動にもなる。
誰かのために自分もまだ何かできるという気持ちを持てる。

この千羽鶴を折ることを通じて、またKさんと会ってバカげだ話で盛り上がれる。



私が2015年に掲げる目標(仕事の方)、とある社団法人を立ち上げ、ゆくゆくは、シルバーの方々の雇用に繋げる仕組みを作り上げることにも通じているこの「Grateful Crane Action」。

少しずつでも、鶴を折って、千羽にして、
まずは私が入院、お世話になった病院に贈りたいと思います。
(入院中にこういうことを聞いておいたのです)


そんな話を、年末、例年、十数名集まる高校時代の友人たちとの忘年会で伝えたら、色々な意見が。

もちろん批判的な意見もあれば、まずは行動だから良いねという肯定的な意見も。

私の大切な仲間で、いつも的確なアドバイスや応援をしてくれる友人たち。
色々な意見があるのはありがたい!(酔っ払っていたけどちゃんと聞いてるよ)
私自身は、「一つの小さな善意」と捉えています。
ふとした善意に理屈なんて必要あるのだろうか。
もちろん、善意は押し付けてはいけない。
やるにあたっての仕組みづくり、その顛末は?というけれど、
もっと気軽に、この指止まれ、一緒にやってみようと思ったら手伝って~。

それくらいの気持ちでいいでしょ(笑)。

会社、仕事じゃないんだから、
結論ありき、見返りありきではないんだから、


よーいドン!で
「手伝うよ~」という人が一人でもいればいいのです。
そして少しずつ協力しあえる人が増えていけば、きちんとしたカタチ、仕組みを作っていきたい。

まずは「手伝うよ!」と素直に快諾してくれる人たち、

そして誰かのために自分も何かせずにはいられない、してみたいという人たち、

手先を動かして少しでも元気でいたいと考えている人たち、

そんな輪が小さくてもいいからできればいいな~と思います。



ほぼ独り言的なブログですが、どうぞ宜しくお願いします。


&C