アンダンテにとって心強い仲間を昨年失った。
それは突然だった。失踪したごとく私たちの前からいなくなった。別れる場面があった訳でもなく、半年経ってようやくそのお別れの会が開かれた。
遺影の彼女は、あの時のままの明るい笑顔だった。
食べること、楽しいこと大好きだった。お茶目でもあり、積極的な性格だった。あらためて思い起こした。
彼女は障がい者であったけれど、彼女自身の努力もあり、大学に進み一般企業にも就職した。しばらくは続いていたにもかかわらず、安定していた生活から離れた。そこにどんな事情があったかは分からないが、そのその出来事と、今後について相談に行った所で、B型就労支援施設の案内を受け、かなりの衝撃を受けたそうだ。彼女にとって、この2つの出来事は、かなりの衝撃だったのかもしれない。
その時におそらく、障がい者の置かれている現実を改めて感じたのではないだろうか。
その後縁あって障がい者が主体で運営する自立生活センターに就職、程なくして代表となる。
その後の活躍は、目を見張るほどのものがあった。障がい者目線で意見もし、積極的にあちこちの活動にも参加し、自立生活センターを盛り上げるべく努力をしていたと思う。ボランティアであるアンダンテの活動も、「子どもは好きじゃないんだよね(遠慮のない言葉に傷付くこともあったのか)」と言いながら、小学校、中学校への福祉実践教室に駆立てるように行ってくれていた。
これから本格的に、また何かやって行こうと言う時に、逝ってしまった。
本当に残念な人を亡くしてしまった。彼女もまだ、きっとあの世に行っていると思っていないのではないか。何処かからアンダンテを見守り続けていて欲しい。
そして私たちは、彼女の思いを繋げて行くことを心に刻んでいこう。
記事:トマト