最初にオナニーを始めたのは小学生の頃。

その頃はあんまりハマってなかったんだけど,中学生・高校生の頃は毎日やってたと思う。

自室で,下だけ丸出しの状態で畳に座って,股をおっぴろげて,指でクリトリスをはじくようにしてオナニーしてた。

ネタはいろいろだったけど,私の部屋にある親の本を時々使ってた。

私の部屋は,もともと親の寝室だったため,本棚の奥に,かつて親が買った本が置いてあったりしたのだ。

それらは官能小説ってほどじゃないけどセックスの描写があったりして,当時の私には充分オカズになった。

母親にオナニーを見られたのは,そういう本でやってたときのこと。

そのとき使ってた本は,,,確か,若者の性の乱れみたいのを書いた本だったと思う。

いつもの体勢で本を見ながらいそしんでいたところ,母親が来て,ちょっとだけ声をかけて,突然,ふすまを開けた。

私の部屋(というか実家のほとんど)は,ふすまなんだ。鍵なんて掛けられない。プライバシーなんてない。

そんな状態で下丸出しでオナニーしてた私も私だけど,返事を待たず開ける母親も母親だ。

あいつ,いつもそうだ。名前を呼んで「あけるよ」と行ってあける。たまに「いい?」と聞くこともあるが,返事を待たずにあけるので,実質,あけるという予告にすぎない。しかもその予告から1秒以内にあけるから,結局,なにもできない。

さて,母がふすまをあけたとき,私はちょうど,ふすま側に背をむける形でオナニーしてた。

母には,パンツ脱いで尻丸出しで股広げてるのが見えただろう。

あと本も見えたようで,「渡しなさい!」と言われた。

私は母に背を向けたまま,顔もそちらを向かず,本を持った手を後ろに回して,母に渡した。

ものすごく動揺して,何もいえなかった。放心状態だった。

母は何も言わずに本を受け取って出ていった。

私は,オナニーしてると気づかれていないことを願って,恥ずかしさを忘れるためにもそう思おうとしたけど,そんなわけないよね。

あの状況を見たら,誰だってオナニーしてると分かる。

言い訳も考えた。変なオリモノが出るから,本にそれについて書いてないか調べてた・・・とか。バカだ。

結局,その後は何も聞かれなかったので,言い訳することもなかったけど,母はそれ以来,以前にもまして私を汚いというようになった。

なんかヨソで「あの子は純潔じゃない!」とわめいていたこともあるらしい。

とにかく思うのは,,,オナニーは「見ない」「見られない」が重要だね。

恋人の間ではそれがプレイになることもあるけど,それ以外,特に家族だと,見たほうも見られたほうもダメージがでかい。

しかも,娘はねえ。息子のオナニーを目撃するよりショックだと思うわ。

男だったらオナニーしてて当たり前って考えがあるけど,女に対しては無いもんね。

とかって今普通に言ってるけど,けっこうな傷になってるんだよ・・・

思い出すと金切り声を上げていしまいそうなほどに恥ずかしく,悔しく,やりきれない気持ちになる。

母は今もあのことを覚えてるんだろうと思うと,消えてしまいたくなる。

男なら,たかがオナニーくらいでって思うかもしれないけど,女にとっては,そういうものだと思う。