石田衣良「少年計数機-池袋ウエストゲートパーク〈2〉」(amazon
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データ:文藝春秋/\570(税込)/ハードカバーも有/池袋ウエストゲートパークシリーズの第二弾
ストーリー:果物屋の店番をしながら、池袋の灰色ゾーンを出入りする真島誠。軽く、鋭く、情に厚く、もってこられた事件たちを解決しようと奮闘する、ストリートミステリー。
レビュー:★★★★☆…形式は変わらず、誠が持ってこられた事件を色々な手段で解決していくもの。一巻でサブキャラ並みに出ずっぱりだったキング(タカシ)も、今回はそんなに大きな活躍はなかった、かな。マンネリ化する事なく、しかしある一定のテンポを保ったまま物語を展開させていくのは見事だなあと思います。
一般人(?)には想像のつかない、かなり重い話題を扱った話が多いながら、彼らはその中で暮らしているのだという事が、誠の口調でよく分かったので、読ませることが出来た。ここがやっぱり他の本とはちがうなと思う。何と言うか、生まれたときから目の見えない人に、大変だねというのに似ている感触が、ないと思う。
読後感は爽快で、とてもよかった。


