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トータス松本『職人ってかっこええな』

2004-11-05
「職人ってかっこええな」トータス松本トータス松本
*トータス松本
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ウルフルズのボーカルとしての音楽活動はもちろん、映画、CMと多彩な活動でファンを魅了するトータス松本さん。最近、10年来愛し続けてきたパトリックスニーカーの別注モデルを作ってしまったとか。その他にもキャンプや料理など、ハマっているものをドカーンと披露してくれました。
趣味も遊びも“職人肌”、とことんこだわるけれどあくまで自然体。今回の『憧れのライフスタイル』特集では、そんなトータス松本さんの素顔に迫ります。
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趣味が高じて、パトリック別注スニーカーを作っちゃいました
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――スニーカーを履くようになったきっかけを教えてください。
10年くらい前まではレザーシューズが好きで、サイドゴアとか、先がとがったやつしか履いてなかったんですよ。でも、スニーカーを履くとライブが楽やっていうのを聞いて、履いてみようかなって。当時、ハイテクシューズが流行ってたんやけどそれが嫌で、シュッとしたフォルムのパトリックに一目惚れしましたね。それからずっとパトリックを愛用してます。スニーカーが趣味というより、趣味=パトリックみたいな感じですね(笑)。

トータス松本――ではパトリックのスニーカーはたくさん持っているんですか?
15足以上は持ってるかな。でもコレクションしてる訳ではないんですよ。どちらかというと愛好家やね。好きなモデルに関しては、何足も履きつぶしてボロボロになったら、また買い足すみたいな感じです。さすがにパトリックの赤の箱は山積みになっていますけどね(笑)。

――最近、パトリックのオリジナルモデルを作られたということですが、その経緯を教えてください。
昨年、雑誌Boonの企画でLeeの別注ジーンズを作ったんですが、それが結構面白かったんですよ。次に何が欲しいかなって考えたら、真っ先に思いついたのがパトリックのスニーカーでした。最初は無理かなって思ってたんやけど、実際に別注モデルを作ることになってびっくりしました。芸能人になってよかったな~って(笑)。

――パトリックの別注スニーカーはどんな仕上がりですか?
ベースとなるモデルは大好きなハーレムとマイアミにしました。ハーレムは何足も履きつぶしてしている一番好きなモデルなんですけど、このモデルのトレードマークであるトリコロールカラーを真っ白にしてみました。単純に純白のハーレムを見てみたいっていう興味からだったんですけど、かなりかっこいいですよ。永遠のスタンダード、一家に一足の仕上がりです(笑)。

トータス松本マイアミの方は履き心地が良くて、形、素材も最高なんですけど、逆にこれをぶち壊してやろうと思ったんですよ。全面の色が違うというクレイジーなスニーカーなんやけど、意外とおさまりが良くてびっくりですよ。履いてみるとまたかっこいいんですよ、これが。

――パトリックの工場が兵庫県の姫路にあると聞いたんですが…。
えっマジで~、そうなんや。実家にかなり近いなぁ。じゃあ兄貴に饅頭でも持っていかそうかな、「弟がお世話になりました」って(笑)。姫路といえば姫路城、別名白鷺城ですからね。純白のハーレムの名前は白鷺でもよかったな。そしたら工場の人の作るテンションも違うでしょ、これ白鷺や~ってね。もっと早く言うてくれんと(笑)。

――今後もこういった商品開発を続けられますか?
うん、やっていきたいね。直接身につける物で、リュックとかウエストポーチとか欲しいかな。自分のアイデアが詰まった商品が、世の中にいっぱい出てきたら面白いね。

トータス松本
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キャンプのとき、一瞬で火を起こせたらかっこええよな
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――ところで最近ハマっている趣味とかありますか?
トータス松本最近はキャンプかな~。親父がキャンプ好きで、昔は家族でよく行ってたんですよ。親父がテントをたてるのがまたかっこよくてね。当時はまだ布のテントで、本当に一から作るような感じでね。テントの周りは水が入らないように溝を掘ったりして、かなり本格的にやっていましたよ。

中学生になったら、近所の空き地にテントを張って、意味もなく友達と2泊とかしてましたよ。何かいるものがあったら家に取りに帰れる、みたいな(笑)。高校のときには、京都の久美浜まで行ったりしていましたね。バンドをやるようになってから全然行かなくなったんですけど、最近またキャンプの血が騒ぎ出しているんですよ(笑)。

――キャンプ仲間とかいるんですか?
トータス松本僕がキャンプ、キャンプって騒いでいたら、結構キャンプ好きが集まって来ているんですよ。でも、みんな大人やから趣味の度合いがもの凄いんです。キャンプ道具をコールマンで統一してみたり、車もワーゲンのタイプ2で乗りつけたりと、完全に大人のキャンプ。僕もそろそろそっちにいこうかなって(笑)。

それはさておき、キャンプで火を一瞬にして起こせたらかっこええよな。新聞紙を丸めて火をつけて、軽くつんだ薪の下にからあぶって……。この間、親戚一同が集まってキャンプに行ったとき、親父と兄貴と俺、男ばっかりで火を起こそうとしたんやけど、なかなかうまくいけへんねん。そしたらおかんが「もう、どいてどいて」って割り込んできて、一瞬で火を起こしたんですよ。みんなで「おかん、スゲー」って。早くそれぐらいのテクニックを身につけたいんですよね。かっこいいじゃないですか!

僕って探究心が強いんですよ
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――料理もかなりの腕前だと聞いているのですが。
トータス松本料理はね、幼い頃から好きってわけではなく、大阪のインド喫茶でバイトしていたことがあって、そこで覚えて好きになったんですよ。最初はお茶を缶に詰めたり、物販系の仕事をしたりしてたんですが、そのうち厨房に人が足りなくなって、「松本君、厨房に回って」みたいな感じで。お茶を入れたり、野菜を刻んだり、仕込みをやったりとどんどん仕事を任されるようになって、挙句の果てには社員の人たちに「お前に任せたから」って言われてました。完全に厨房の長ですよ(笑)。

――厨房の長を狙っていたんですか?
トータス松本全然、そんなつもりじゃなかったんやけど、僕って探究心が強いんですよ。玉ねぎの微塵切りにしても、ジューサーでやれば早いのはわかってるんやけど、社員の人が包丁で微塵切りするのをみて、「あっ、こうやってやるんや、かっこええな~」って(笑)。それで練習してたら自然とうまくなって、気づいたら仕込みまでやっていました。

そのうち、暇な時間に厨房にある料理本とかを見て料理を作り出したんですよ。これがまた楽しくて、勝手にケーキを焼いてみたり、麺をこねてみたり……。最後にはエスカレートして、自分の食べたいものを八百屋に発注したりしてね(笑)。

――どんな料理が好きなんですか?
僕はぜんぜん食通ではないんですよ。高いものが食べたいとか、高級店で食事したいとかはあまり興味がないですね。どちらかというとキャンプで大雑把に作ってんねんけど、めちゃくちゃうまい! みたいな料理が好きですね。

トータス松本
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ひとつのことに邁進するのって、やっぱり素晴らしい
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ウルフルズNEWシングル『バカサバイバー』
ウルフルズ NEW SINGLE
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http://www.ulfuls.com/
――NEWシングル『バカサバイバー』が発売されましたが、どんな風に生まれた曲ですか?
最近、曲を作る時にどんな曲を作りたいとか、まったく考えてないんですよ。「ええねん」の時から、そうなんですが、まったく無作為なんですよね。何もないところから、とにかく面白い言葉が降りてくるのを待つみたいな。それでパンと出てきたものが自分にとっては良くて、そういうものじゃないと残らへんなと思っているんですよ。

『バカサバイバー』って言われても意味がわからんけど、やたら炸裂した感じが出てるでしょ。最初にサバイバーって言葉が浮かんで、生き残り、生存者……。バカで生存者っていったら……と考えているうちに、頭ん中でパッと意味がつながったんですよ。ひとつのことに邁進するのってかっこええなって。これしか出来ない、でもこれにおいては誰にも負けへんというのは、やっぱり凄いと思うねん。そういう人間にならなって思ったときに曲が走り出したんですよ。言葉はよくわからんけど、そういう意味で聞いてみると、一気に理解できると思います。来年発売予定のアルバムもかなりいいですよ。楽しみにしていてください。

――遊びも、仕事も突き詰めるっていうのがトータスさん流なんですね。
そうやね、突き詰めるっていうのは大事やと思うよ。職人ってやっぱりかっこええな~って思うんですよね。趣味や遊びにしてもやっぱりとことんやってる人がかっこいい! そんな人に憧れるし、そんな人を応援したいね。

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*トータス松本プロフィールトータス松本
1966年12月28日生まれ、兵庫県出身、A型。「ガッツだぜ!!」や「バンザイ~好きで良かった~」など数々の名曲を生み出したウルフルズのボーカリスト。ソウルフルで、お洒落で、面白い存在感溢れるキャラクターとして、CMや映画出演など幅広く活躍中。みんなに愛される浪速のエンターテイナーである。
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