昨日の夜、悪い想像が膨らんでいた様子の主人でしたが、めでたく今日ドレーンが取れたそうです!

毎日見回りに来られるお医者さんは、口数が少なく、先生が見るべきものだけ見て、患者への心のトリートメントとなるような言葉掛けはせずに、次の患者さんへと行ってしまわれる。

お忙しいので仕方ないこととは思いますが、初めての大病院、初めての入院、初めての手術(しかも肺がん手術)を経験中の主人には、そんな先生方の態度さえ、不安を2倍にも3倍にもさせる要因になっていたのですね。

点滴、麻酔、ドレーンが取れて、人間らしくなれたと言ってはいましたが、
リハビリでペダル漕ぎをしてみたら、なんと体力が無くなっていることか、と主人は落胆したそうです。今は半人前、2/3人前、3/4人前になれるよう、リハビリ頑張るよ、とも言っていました。

失くした肺の大きさを、切なく感じています。


主人は今、生きている。
死ぬ瞬間が訪れるまで、生きている。
がんで死ぬか、交通事故で死ぬか、それはまだ分からない。
「その瞬間がくるまで、生きよう!
 生きているあいだは、死んだように生きることは、やめよう!」
いつか主人にこう言いたいです。そして、私もそのような覚悟を持って生きて行きたいです。