主人が入院しました。

主治医の先生の他に、2名の先生がお世話くださいました。
手術の説明や、採血など。
合計3名の先生に、巡り会った訳です。ありがたいことです。


問題は、術式でした。

何度か主治医のM先生からお話を伺っていたのですが、どうも私たち夫婦の理解が先生の意図したことに及ばなかったのか、、、、、溝があったようです。
今日、他の先生とお話しして行くなかで、こんなことがわかりました。


主人のがんは、胸膜に浸潤しているかも知れない、と言われていました。
ペットーCTの画像で、胸膜のひきこみ(?)が見られる、と。
でも、画像では浸潤があっても、実際は浸潤していない場合があり、
主人の場合は浸潤がないだろう、とM先生から言われていました。
実際の手術で、胸膜への浸潤が確認されたら、区域切除から肺葉切除に変更しますよ、との説明もありました。
ですので、入院する今日の朝までは、区域切除を希望し、胸膜への浸潤が手術で確認されたら、肺葉切除へ変更してもらおうと考えていました。

しかし、入院後の、M先生ではない2人のお医者様から、

浸潤の有無は、手術では確認できません、といわれてしまいました。
臓側胸膜を突き破って、そとまでがんが顔を出していたらわかりますが、もっと小さなレベルだと、病理検査でも実際のところ分かりません、それが今の医学の限界です、と。
これは、一見問題のないような肺やリンパ節、脳、骨などにも言えるそうです。

当初考えていたことが叶わない、とわかり、私はパニックになってしまったようです。
立派な先生に、つたないネット情報を下地とした質問を、たくさんしてしまいました。
悪い状況を想定して、先生に質問しすぎたのでしょうか。
先生が、「奥さんが心配されているので肺葉切除にしましょう」と仰り、運命は肺葉切除に道をとりました。
区域切除した肺葉に、再発、転移、取り残し、浸潤などの不安材料を残さないように、とのことです。区域切除した肺葉に転移があれば、必ず落胆し、その精神状況は、その後に治療に良い影響を及ぼさないでしょう、と仰ったのです。

区域切除は、まだスタンダードな治療にはなっていません。
まだ統計が出ていないそうです。
今データを集めている段階だそうです。
なので、先生としても、区域切除で大丈夫です、とも断定的に仰れないみたいでした。
もちろん、先生は区域切除という判断も手術のテクニックも、自信はおありだったと思います。
でも、万が一のことが起こったら、、、、と思うと、1パーセントでも再発などの可能性を抑える方向に私は傾いてしまったのです。

私が主人の運命を変えてしまったようにも思えてきて、辛いです。
が、責任を取って行かねばなりません。

つづきは、明日にします。