子供が熱をだして具合が悪いと

生きた心地がしません。

 

高熱が出れば脳症にならないか??

夜中だけど病院に行くべきか!?

 

心配と不安のなかで、夜も寝ずに子供の看病。

本当に本当に大変です。

 

病気にならないで!

病気はできるだけ避けて通りたいと

思ってしまいます。

 

それで今も必死に感染対策がなされています。


しかし、

子供は生まれてから

様々な病原体に感染する事で、

抗体を獲得して体を作っていきます。

 

その機会を逃して、

感染すべき病原体に感染しないで

大人になってから感染すると、

重症化や後遺症が残るリスクが

高くなるウイルスが沢山います。

ワクチンのないウイルスもいます。

 

子供の頃に感染すれば

無症状か鼻風邪程度で済むはずが、

大人になって初感染すると、

様々な大病を発症させるのです。

 

だから子供が高熱をだした時は、

心配ながらも、

 

「免疫を作って

体を作って強くなってるんだ。

避けては通れない道なんだ。

大丈夫。」

 

と言い聞かせます。


無菌室で過ごしている人は

菌だらけのこの世の中では生きて行けません。

強くなる機会を逃したまま成長します。

 

今の感染対策は子供を無菌室に入れて

育てているようです。

子供たちは、今、

感染しておくべき病原体に

感染していない状態にされています。

 

特に幼少期は、

親や同年代の友人の

唾液などを介して、

病原体に自然に感染するものです。

 

だから風邪をうつしてくれた子には

感謝していい程だと思います。

 

風邪をひいたりウイルスに

感染するというのは

子供にとってはとても大切で必要な

成長の一環です。

 

たいていのウイルスは弱毒化するし、

未知のウイルスではなくなります。

 

だから、何年も怖がって感染対策する

というのはおかしいです。

自然の中で生きて行く事とどんどん

離れていってる。

 

こんなに長い間、無菌室に入れられていたら

普通に戻れるのでしょうか。

 

今の子供達がとても心配です。