久しぶりの人からLINE。

 

ん?どうした?

何かあった?

 

なんとなく

LINEしてくる人じゃないね。

 

『くんちゃんこんばんは』

はい、こんばんは。

 

『今日は27年前にあなたに取り上げてもらった

娘の誕生日です』

ひょー!

そうだったか

おめでとうございます。

27年かぁ!

 

その後

おのお嬢さんが

どこでどんなふうに働いているのか

などなど教えてくれたの。

 

嬉しかった。

お産をして

その後こんなに大きくなりましたって

年賀状とかLINEとかで

教えてもらうと

とっても嬉しい。

 

病院のお産ってね

助産院のお産と違ってね

交代勤務だから

ずーっとその人の横で

応援したくても

時間になったら

帰らなきゃ行けなかったり

いろんな制限があるの。

 

だからこそ

お産に関わらせてもらうのって

運命だなって思う。

 

なかなか分娩が進まないのに

自分に担当が変わったら

すーっと進むこともある。

 

待っててくれたのかなって

思ったりすることもある。

 

27歳になった

さっきの話の子のお産のとき

私はママとお友達だったから

生まれる時に

立ち会えたら嬉しいなって

思ってた。

 

そしたらちゃんと立ち会えた。

 

パパが到着したら

生まれた!なんてことは

よーくあったよ。

 

 

今日中学生に

助産師の仕事について話してきたのね。

 

その時に

あなたはどこで生まれたの?

何gで生まれた?

その時お母さんはどんな気持ちだったか

聞いたことある?

って尋ねたら

 

聞いたことないですって子が

結構いた。

 

中学生になって突然話すのは

思春期だし

照れもあるし

うんうん!っては

聞いてくれないかもしれない。

 

でもね

あなたが生まれた時

どんなに嬉しかったか

どんな気持ちだったか

どうか伝えてほしい。

 

涙が出たよ

みんながおめでとうと言ってくれたよ

って伝えてほしい。

 

愛しているよと

いつもいつも

伝えてほしい。

 

そうね

お誕生日には是非

そんな話をしてくださいな。

 

 

お産を語る会というのを

毎月開催しています。

自分のお産はどうだったのか

あの子を産んだ時どんな感情だったのか

思い出して話してもらう会です。

ご興味のある方はご連絡くださいね。