こんにちは。

 

 

 

 

今日は人生がうまくいかないと思った時に思い出したいことです。

 

 

 

 

人生がうまくいかなくて悩んで苦しんでいる時、

嫌なことは「他人や世の中のせい」で起こっている、

と考えていることがほとんどですよね。

 

つまり、自分は誰かや何かの「被害者」だと思っているということです。

 

 

 

 

そして、そう思っている時、心には怒りや恐怖などがあります。

また同じことされたらどうしよう、また同じことが起きたらどうしよう......

と不安でたまらないと思います。

 

 

 

 

誰でも、なぜかこういった行き詰まり状態に陥ってしまうことがありますよね。

そして、ここにはまりこんでしまうと一人で抜け出すのは本当に大変です。

 

 

 

 

こうした状況から抜け出すには、ある重要なことを思い出す必要があるのです。

 

 

 

 

それは、

 

 

 

特に人間関係の場合、

 

相手があなたの思いを鏡のように反映して行動している

 

ということです。

 

 

 

これはどういうことかというと、

 

 

 

自分に対して、自分でやっていることと同じことを

他人もあなたに行う

 

 

 

ということです。

 

 

 

 

見えている世界がもしも、不和ばかりだったとすれば、

自分が今の自分に満足いっていなかったり、自分を責めていたり、否定していたり、

自分を鞭打っていたり......と

自分との関係がうまくいっていないはずなのです。

 

 

 

 

誰かが自分に辛く当たる時、「こんな自分ではいけない、自分は不十分だ」

ときっと自分に対していつもダメ出ししたりして罪悪感や恥を感じていたりすると思います。

また余計なこと言ってしまったとか、こんなことしちゃいけなかったんじゃないか?とか

わがままかもしれないとか......

 

 

 

 

とても自分に厳しく接しているのです。

 

 

 

 

本当に問題にはまりこんで、特定の人間に虐げられていると考えている時、

自分が自分にやっていたなどと考えられないかもしれません。

自分は誰かのせいでこうなってしまったのだ!って。思いますよね。

 

 

 

 

けれど、本当に起こっているのは「自分の思考に連動していること」ですし、

むしろその方が良いと思いませんか?

 

 

 

 

本当に嫌な人間に消えてもらわなければ自分が安心して暮らせないとしたら

他人を消すなんてめちゃくちゃ大変なことですよね。

けれど、自分の心が正しい位置に戻れば、他人も世界も変わるとしたら

そのほうがホッとしませんか?

自分が原因だった方が、人生を変えられるのならその方が良いと思いませんか?

 

 

 

 

原因といっても、自分も相手と同じような人間だとか、

自分も悪いところがある、というような意味ではなく、

「自分が自分を攻撃していた」ということが原因だという意味です。

 

 

 

 

ここに気がつかないと、一生懸命コミュニケーション術を学ぼうとしたり

モラハラ対策の本を読んでみたり、それでも他の人を愛そうとしたり......と

見えている世界を変えようとしてしまい疲れ切ってしまいます。

 

 

 

 

見えている世界というのは、いわば出来上がった映画と同じなので

フィルム自体を変えなければ相手の行動は変わるはずがないんですよね。

フィルムのテーマが「自己否定」だとしたら、

どう転ぼうと、目の前に繰り広げられる世界も「自己否定」です。

 

 

 

 

自分を責めたくなるようなことが起こる、周りからも責められる。否定される。

そんな世界です。

行動レベルでどれだけ頑張っても、そこから抜けたと思えるのは本の束の間......

また「自分はなんてダメなんだろう......」と思う世界に戻ってしまうのです。

 

 

 

 

では、どうしたらそこから抜け出せるのか?

頑張ることも、行動を変えることも答えではなかったとしたら?

 

 

 

 

答えは、

 

 

 

そのままの自分をゆるす

 

 

 

ということです。

 

もっと言えば、自分の愛でそのままの自分をまるっと包んでしまうということです。

 

 

 

 

私たちは大いなる神の一部であるがゆえ、神と同じ創造の力を持っています。

太陽が大いなる神だとすれば、私たちはその能力を全て受け継いでいる光線なわけです。

その神の創造の力を使って、「自己否定」ストーリーを展開させてしまった。

ですから、自分が自分を否定することをやめれば世界からも否定がなくなるのです。

愛の位置に心が戻ってくれば、外の世界にも愛が見えてきます。

 

 

 

 

自分を「愛そう」とするととても難しく感じるかもしれません。

そもそも、自分のある部分を許せなくて自分を責めているわけですから。

しかし、そうやって責めている自分に対してもOKを出してしまうということです。

嫌な部分があるから、ダメなところがあるからと自分を責めている。

許せないと怒っている。

そういう自分も抱きしめるということです。

 

 

 

 

そして、逆説的ですがこうすることで変わりたくても変われなかった自分が

自然と変わったりします。

 

 

 

 

外の世界から攻撃を受けているというのは、

それまで結構、長いこと自分を否定し続けてきたと思うのです。

こういう自分だからこんな目に遭うとか、こんな自分だからこんな人生しか送れないとか、

だから自分は変わらなければいけないと思ってきた方も多いと思います。

もっと頑張らないといけない、もっとパワーアップしなければならないと思ってきたと思います。

でも、自己否定をしたまま自分を変えようと思っても本当には変われないのです。

 

 

 

 

しかし、自分のダメだと思っているところも、そういう自分を責めていることも、

その全てをとりあえずいったん「それでもいいよ」と肯定してしまうと

変えたいと思っていたところを変えようと思わなくても、

別次元の人物になったように変わってしまったりします。

 

 

 

 

そしてなぜこういうことが起こるかといえば、

肯定というのはいわゆる「無条件の愛」ですよね。

どんなことに対しても「YES」としか言わないのが「神」だからです。

そして、あなたが否定していた自己を「肯定」しそのままの自分に「YES」と言う時、

神というあなた本来の波動に戻っていっているからです。

 

 

 

 

神の位置に戻っている時、つまりその時、神と一体なわけです。

「神=自分」の場所にいるわけです。

ここから、愛の世界が展開されていきます。愛が広がっていきます。