税理士登録をするか否か?
監査法人に勤務している方は、関係ないのですが、監査法人から転職した人、独立した人は多かれ少なかれ、ここにぶち当たると思います。
会計士の中でも、意見が別れるところなので、税理士業務をやるかどうかは今後の生き方を決めるのと同様に、慎重になるべきだと言われています。
自分の志向と経験、周りの会計士税理士の方の働き方を見て思い、決めました。
「税理士登録する」
ということに決めました。
というより、会計士の勉強しているときから、決めてました。
税務業務が供給過多と言うのは理解しています。
今の職場では税理士法人、税理士事務所を使う側なので、報酬や業務についても、ある程度わかります。
税務リスクについての質問は社内でもセンシティブな問題で、私もよく受けます…。
即答できないことは、国税庁のページはもちろん、通達まで目を通してから税理士さんに質問するようにしています。
そういう現実と自分のやりたいことを鑑みて、税務をやることに決めています。
反対に、やらないことも決めないといけないですね。
でも、あんまり、「こうだ!」とか「こうしなきゃ!」とか決めすぎないほうがいいかもしれないんです。
世の中には「不確実性」というものがあり、環境変化に柔軟に対応していくのが今の世の中必要だと思うのです。
「生き残るのは強い者でも優秀な者でもなく、変化できる者」
と、ダーウィンさんも書いています。
目の前の人が自分に求めていることをいかに提供していくか?
これが商売には一番必要です。
自分のやりたいこと?
なんて、相手が求めてないと意味がないのです。
私もようやくわかってきました。
思えば自分のやりたいこと探ししていましたが、自分がやりたくても相手が求めてないと、単なる趣味、自己満足なんです。
会計士税理士は、先生業だけど、傲慢になりすぎず、媚びへつらいすぎず、お客さんに貢献するのが大切です。
媚びへつらいすぎず、というのは会計や税法、法律の範疇からは抜け出てはいけないという覚悟です。