春になりバレー部にも新一年生が入ってきました。こたまたちは後輩も出来て、一番部活に力の入る二年生になった…



「先輩って呼ばれたf(^_^)」ってくすぐったそうにこたまは笑ったけど、元気がないようにみえました。



日に日に元気がない日が増えてる気がして、こたまに聞くけどいつも「何でもないよ~」と言ってました。


Aちゃんが入ってる塾に誘われて入ったばかりだったので部活との両立で疲れてるのかな!?って思ったりしていた。



梅雨も始まろうかという頃、その日のこたまは見るからに消沈してました。



「どうしたの?」



「何でもないよ。」



「熱とかない?」



「大丈夫!!」



ちょっと笑ったけど無理してるようにしかみえなかった…



困ってる事があるなら相談して欲しいと繰り返し説得をしました。2時間後…大粒の涙と一緒にこたまがようやく話してくれた事実は衝撃でした…



「部活でイジメにあってる…


相手はAちゃん…」と。



何で?今朝だってAちゃんは普通に迎えにきていた…昨日もその前も…塾にも一緒に行ってたよね…?



半年前、部活でのイジメは唐突に始まったのだそうだ。最初は言葉で…練習でミスをすると「ドンマイ!」と声を掛け合うのだがこたまがミスすると「下手くそ!」「やめろ!」「死ね!」と小声で言う。



こたまも最初のうちは聞き違いか冗談かと思ったらしい。でもそのうちにはっきりと言ってくるようになった。



言葉は日毎キツくなって、まわりの子たちも気が付きだしました。するとAちゃんに加担する子たちが現れたのです。



続きますm(__)m