あずにゃんさんからの質問にお答えする2回目です。
大学1年生のあずにゃんです。
私は高校の時放送部に所属していました。
その時からずっと苦手なのですが、初めて見る原稿を読む時、必ず数回噛んでしまいます。
(特に滑舌が悪いわけでもなく、苦手な行があるわけでもありません(1つ言うなら「き」が苦手です))
どうしたらいいでしょうか?
もう1つ、アナウンサー試験内容にパネルトークというものがありますが、具体的にどのように話せばいいのでしょうか?
前者の原稿読みについては、前回 回答した通りです。
今回はもう一つの質問、パネルトークの話し方です。
その前にパネルトークとは…
カメラテストのときに主に実施される(もちろんしない局もあります)フリートークのテストのひとつです。
パネル写真や物を見せられてそれについて一定時間好きな話をするというものです。
もちろん写真でなく、言葉(時事ワード)だったりするときもあります。
詳しくはこちらを→http://ananaru.com/c005.shtml
さて、具体的にどう話せばいいかという質問なんですが、
正直正解なんてありません。
あなたらしく話せばそれでいいのです。
もちろん気をつけることはあります。
「時間内に(だいたい1分くらい)収めること」
「結論やオチまで辿り着くこと」
「黙っちゃわない」
など
そのうえで内容の濃さや面白さ、発想力なども試されていると考えてください。
ですから普段からどんな角度でものを見ているかとか知識量がどれくらいあるかなどが大切になってきます。
裏話をすれば、
受けている人の1/4くらいは(自分の感覚では)、フリートーク用のネタを3つくらい持っていて、その時の題材によってどれをしゃべるかを決めて、時にはこじつけてしゃべっています。
普通は1分間でこれについてしゃべれと言われても、なかなか起承転結の出来上がった話はしづらいものなので、そうやって準備しておくのです。
そのようなテクニック?めいたものを教えてくれるアナウンススクールもあるようですが、できればその時のインスピレーションで勝負したいものです。
私も、その場その場でいちいち対応していたので、支離滅裂に終わる局も当然ありましたが、自分でも何でこんなことを思いついたのだろうと思える時もありました。大学の放送系のサークルで常日頃からそういった練習を繰り返していたのも心構えという点で大きかったと思います。
いずれにしてもまだ大学1年生なら準備期間はたっぷりあるので、週1回くらいそういう練習を積み重ねていくのがいいと思います。
ところで、このブログを見ている人にだけ、テクニック的な話をご紹介すると、
フリートークだからといって、「私は○○が好きです。なぜなら~」みたいな普通の話し方より、
男性なら実況調、女性なら司会とかキャスターとかみたいな感じに実際の放送にありがちな「役」をつくって話すと突破率は割合高い印象です。(合格の保証はしませんが・・・)
かくいう私も、合格した時は、国会議事堂のパネルを見て、国会の論戦をサッカーの試合に例えて実況しました。
戦略的に言うと、国会の当時の政治情勢を勉強してますよ、というアピールに加え、サッカーの実況ができるんですよという2点をアピールしたかったから。
実はここにたどり着くまでに他の人のフリートークを試験会場で見ていて、男性の場合は実況調にやっていると次へ進める人が多い印象を受けたからなんです。
とはいえ、普通の実況をするだけではだめなんで、それに内容をどうつけるかなんですけどね。
まぁ、でもテクニックとか技に走るのは最後だけにして、まずは時間内に収めるとか、話を組み立てられるようにするとか、話題を豊富にしておくとか、そっちの方から勉強していきましょう!!