早朝の仕事から帰ってきてぐったりぎみのAnamaruです(@ ̄ρ ̄@)zzzz
さて最近は産経新聞が携帯電話やネットで新聞紙面がそのまま見られるサービス を行ってますね。
新聞の利点は、レイアウトや見出しの大きさなどから、記事の重要性がわかること。
そうやって視覚で入ってきたものは、「あの辺りにこれくらいの大きさで書いてあったな」などと断片的な記憶として人の脳に残りやすいものです。ネットの記事を読むのと、頭の中への定着度がかなり違います。
昨年の就職活動で面接官から聞いたお話。
面接官になった現役アナウンサーはとある大学の放送研究会のOB。
その局にその後輩が受験してきました。
普通は、OB名簿もあるので、ましてサークルの直系の先輩ですから、事前に会えなくても挨拶のひとつは入れておきたいところです。しかし彼はすでに十数人に絞られているにもかかわらず、それすらありませんでした。
しかし心優しい先輩は、あえてそのことは気にせず、数人いる面接官の一人として彼と面接をしました。
その中の質問で「あなたは新聞は普段から読んでいますか?」というものがありました。
その質問は先輩からのものではなく、別の面接官が発したものでしたが、
彼の答えは「読んでません。ネットがあるんで大丈夫です」と一言。
確かにニュースを知るという意味ではネットがあれば事足りる時代かもしれません。
しかし現在面接官をしている年代の人は特に「紙で読む新聞」の重要性を知っている年代です。
その受け答えにややあせった彼の先輩は、何とか後輩を通してあげたいという気持ちで「助け舟」の質問を出してみました。
「とはいっても、新聞を手にとって見ることで記事の扱いや各新聞の論調とか色んな見方ができますよね」
これに対し、彼は「大丈夫です。ニュースさえわかれば大丈夫なんで・・・」
他の試験官はあまりの受け答えにその時点で×をつけたといいます。
一方、冷や汗をかきながらも彼を「残したい」でなく「助けたい」一心で、先輩はさらにいくつか質問をしてあげたようです。もちろん意味のない抵抗でしたが・・・
ニュースをネットから仕入れることは決して悪いことではありません。
しかしメディアではまだ新聞の活用が声高に叫ばれています。
ニュースを知るだけでなく、そこから考える何かを新聞紙面は伝えてくれるはずです。
そこからアナウンサーとして必要な頭も育てられていくはずです。
でもそのうち新聞が売れなくなってきたら、この本も無くなっちゃうのかな?マスコミ試験には欠かさせぬ一冊で、私もアナ試験準備から半年間くらいは毎月買っていた雑誌です。
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