地神さんは5神をお祀りしています。

天照大神、大己貴命、少産名命、埴安媛命、倉稲魂命。

「地神さんとくらし」

寛政二年 藩主:蜂須賀治昭は、神職早雲白耆の建白を受け、県下全域に「地神さん」を設置させた。

当時、淡路は、阿波藩であったため、淡路にも同じ触書があった。「地神塔」を建てると共に社日には祭礼を行わせた。社日には春・秋の彼岸に一番近い「戌」の日。その日は、農耕を休み「地神さん」の周りで祭礼を行う。その日に農作業をすると地神さんの頭に鍬を打ち込むことになるといわれ、忙しい時期ではあるが、総ての農家が、農作業を休んだ。

「地神さん」の周りには中連縄を張り、沢山の旬の供物が供えられた。時間が来ると、その供え物は子供達に分け与えられる。

その日、子供達はこの日のことを「おじじんさん」と呼び、楽しい年中行事の一つとしていた。

「地神さん」の形態

徳島県(「阿波藩」)独特の祭礼に「地神さん」がある。徳島県内の神社(村)に行っても、頂上の石が五角形の「地神さん」が見られる。神社の境内に奉られていることが多い。

 

 

 

 2024.09.21 天気 晴