https://instagram.com/mother_band_kobe_?igshid=YmMyMTA2M2Y=今日はピアノ教室で、先週から手話に興味を持った

小学二年生になる生徒さん(以下:Aちゃん、"内"=A)に、私が小学校の頃愛用していた手話辞典を持って行ってみた。

質問盛りのAちゃんと話す時、

わたしは自分は辞書や辞典になった気で話をしてる。

ピアノをいつものように5分ほど触ってから、

いつものようにAちゃんの

"ピアノおわり!学校ごっこした〜い!"タイムに突入。

といっても、

最近のAちゃんは、その日によって異なるものの、

おうちで練習してきたのがわかる演奏を披露して、

一応、

私「バイエルも、ちょろっとやっとく?」と確認し、

Aちゃんが、"やるー!Aな、バイエル好きやもん"と言う日もあれば、

A"えー、。バイエルはやらへん。" と、なるかで

今日は "バイエルやらへん"の日だったので、

 

私「おーけぇ〜、今日は何しますか?"

 

A "う〜ん、図工と~、先ずは、持ち物検査しまーす"

 

そして、いつものようにわたしのレッスン用のバッグから

色鉛筆、クレヨン、パステル、色ペン、折り紙、画用紙、色画用紙、文房具一式を取り出し

(そんなん揃えてるわたしがそもそも誘発。しかも更に手話辞典まで持ってきてる始末。yo!)

全部取られて、わたしが全部忘れた設定

双子か、友達か、性別と架空の名前などの設定

じゃんけんでえんぴつやボールペンを取っていく

わたしがえんぴつしか持ってないので、Aちゃんに、貸してと頼む

と言う流れを経たのち、

今日は、手話辞典に、気が移ったAちゃんは、

"やっぱり今日は手話した〜い、"

という事で、

私「おーけぇー、いいよー」(持ってきてるわたしがそもそも)

となって、

わたしが小学4年生の時に買ってもらった分厚い手話辞典を

取り出し、

A "今日は、手話を勉強しまーす!本は持ってきましたか〜?

  はーい、持ってきました〜! 忘れた人は、隣の席の人に貸してって言ってください!

はーい!(一人二役をこなすAちゃん)"

が始まり、えんぴつしか持ってきてない設定のわたしは、

Aちゃんに、

A "え?あなた忘れたの?えんぴつしか持ってきてないじゃん"

私「うん。忘れてきてもーた。」

A "どうして忘れたの?"

私「なんでかなぁ〜、寝坊したからかなぁ〜?

一緒に見せてもらっていい?」

A"うん、いいよ〜。一緒に見よう"

私「やったー!ありがとう!」

と、いつもの流れから始まった。

そこからは、フリートーク。

 

A"先生は なんで手話勉強したん?"

 

私「小学校三年生ぐらいときにさ、

いきなり声が出なくなってん。」

 

A"なんで?"

 

私「そういう病気があるらしいねんな。

お家では普通に声出るねんけどな、

学校に行くと声の出し方がわからなくなっててん。

喉がぎゅってなるというか、

どうやって声出してかわからなくなって、

喉の方にちっちゃい石が詰まってる感じになっててん。」

 

A "それってどんな病気なん?"

 

私「あー、なんていうかなぁ、ストレスってわかる?」

 

A "ううん、あ!わかる!  ストレス ね、うん、わかる。"

 

私「そう、そのストレスがめーっちゃいっぱいになると

そういう病気になることがあるらしいねんね。」

 

A "なんで ストレスいっぱいになったん?"

 

私「先生、ちっちゃい頃めっちゃ引っ越しばっかりしててんな

それで、別の小学校に転校した時に

2年間くらい声が出せない病気になってもーてん。

自分ではそのとにはあんまりわからんかったけど、

ずっと緊張してたのかもしれへんなぁ、

自分でもびっくりしてさ〜」

 

A "へぇ、、"

 

私「それで、呼ばれても『はい』って声が出されへんし、

めっちゃ困っててんな、で、手話のテレビ観て、

手話なら声出さなくても喋れる!と思って、

一人でめっちゃ手話の勉強してん。

学校とかで先生だけ話してるつもりで

めっちゃこんなんして(動きながらたんやねどな、

2年経って、また別の小学校に転校した時に

『あ、そっか! 自分だけ手話で話してても

相手が手話知らないから通じひんのんか!』

って気づいてん。

だーれもその事教えてくれへんかったからさ、

先生、2年間、一人でめっちゃ(動きながら)こんなんしてしててん。笑」

 

A "www"

 

私「英語わからない人に英語で喋り続けても

お話できひんよな、

先生はそれと一緒のことしててんな。笑」

 

A "声はどうやって出るようになったん?"

 

私「次の学校でな!急に出るようになってん!

なんでやろな、」

 

A "えー!じゃあ、先生はみんなに手話教えたん?"

 

私 「え、そう!! なんでわかったん?!」

 

A "だってさ、手話できて、

声も出るようになったんやろ?

だからそうかな?って思った。"

 

私 「なるほどな!Aちゃん頭いいなぁ!

ほんま、そのとおりやってん! 

その学校の校長に呼ばれてな、

『みんなに手話教えてあげて』って言われて、

歌とかを手話でやって学校のみんなに教えててん。」

 

A " Aも手話覚えたい!

それで、耳の聞こえない人とお話ししたい。"

 

私「おーけ、あと、先生みたいに

声が出せなくなっちゃった人ともお話しできるね❣️」

 

と、ひとしきり、手話で お互い

好き好き言い合った後に、

Aちゃんは、わたしのバッグからレターノートを発見。

 

A"今度は家族に手紙書く!!"

 

私「じゃあ、先生はAちゃんに手紙書く!」

 

と、手紙を書きながら、フリートーク

Aちゃんは、家族の事をいろいろ話してくれていた。

あったかい家族の話。

家で一人で聞いてたら眼汁垂れ流しのような時間。

そして、Aちゃんが、おもむろに、

"先生は、いじめられたことある?"

と、訊いてきた。

 

私「うん、、そやなぁ、いじめっちゅーか、

よくあったかなぁ、、」

 

A "なんでいじめられたん?"

 

私「うーん、転校生ってわかる?」

 

A"うん、わかる。他の学校から来るってこと。"

 

私「そそ、先生しょっちゅう転校生やったやん?

だいたい転校生ってのは

ちょっといじわるされがちやねんけどさ。

先生の場合はそういうので慣れちゃってたから、

意地悪な事されたり言われたりしたときは、

いじめてくる人達のことを

『かわいそうやなぁ』

て、思うてたかなぁ、、。」

 

A " なんで?"

 

私「うーん、先生もな、5歳くらいの時に

意地悪なこと言っちゃた事があってんな。

無視もしたかなぁ、。

そんでその時、すっごく自分が嫌な気持ちになってさ、

ずーっと自分の事が嫌になって辛くなってさ、」

 

A"なんて言ったん?"

 

私「なんて言ったかなぁ、

言葉ははっきり覚えてへんねんけど、

嫌なことを言ったと思うねん。

『こっちに来るな』みたいな事言うたかなぁ、、」

 

A "なんでそんなこと言うたん?"

 

私「それやねん、初めて引っ越して入った保育園でさ

先生より後に引っ越してきた子が

先生よりもすぐにみんなと仲良くなってて、

羨ましかったというか、悔しかったのかなぁ。

でも、意地悪な事考えたり、

言ったりした自分の事が、すっごく気持ち悪くて、

嫌〜な気持ちになるんやなって事がわかってん。

そんな気持ちになるのが一番嫌じゃない?」

 

A"..うん。"

 

私「だから、もうそんな気持ちなりたくないから

そんな事するのはやめよって決めたんよ。

だから、意地悪な事言ったりしてくる人のことを

『後であんな気持ちになるが、なんかかわいそうやな』

って思うてまうねんな、、。

あとね、先生、結構、強いんですよ。笑」

 

と話したら、Aちゃんが

 

A" Aな、小学校で、○○ちゃんって子に意地悪な事言われてん。

あと、××って子とかさ、

それは、男の子やから、バカやからええんやけど、、"

と、

話し始めたので、

 

私「どんなこと言うてくるん?」

 

A" なんかさ、みんなと遊びたいのに、

○○ちゃんって子は Aに、『あっち行け』とか

『うるさい』とか、、"

 

わたしは小声で話すAちゃんの言葉を聞いて、

 

私「居るよなぁ〜、そういう奴。

あかん、なんか Aちゃんがそんなん言われてるの

先生、聞いたら辛いわ。」

と、

言いながら涙が出てきた。

 

Aちゃんは、その後も、意地悪な事を言われる話をして、

わたしは、その話を聞きながら、

 

私「それは嫌な感じやなあ!そういう奴、居るよな。」

と言って、

私「そういう時さ、どうしたらいいかって言うとね、」

 

A "うん、"

 

私「その嫌なこと言うてくる人の目をまっすぐ見て、

『ねえ、あなた、わたしのこと嫌いでしょ?』

って、普通に訊くねん。」

 

A " 、え、『嫌い』って言われたら?"

 

私「ほとんどの場合、『嫌い』っては言えへんと思うけど

もしも『嫌い』って言われたら、

『わたしもあなたのこと嫌いだよ。気が合うね。』って

言うか、

Aちゃんが嫌いじゃないなら、

『わたしはあなたのこと嫌いじゃないよ』

って言うねん。

でも、多分、そう言う嫌な奴は、こっちから

『あなたわたしのこと嫌いでしょ?』って言ったら

『嫌い』って言えないはずやで。

嫌な奴は、それが言われへんから、

そういう嫌なことしかできひんねん。」

 

A "そうなんや、、"

 

私「そやで。多分な。」

 

A "先生はさ、なんて言われていじめられたん?"

 

私「そやなぁ、たとえば、先生が中学生の時に

廊下をこう、一人で歩いてたら(動きながら再現)、

1つ年上の先輩の人達3人くらいが前から歩いてきてさ、

先生とすれ違うときにな

急にその人達が『バカがうつるわあ!』って

叫んで壁蹴ってさ、

急におっきい声出すがビックリはしたけど、

『いやいや、バカはうつりませんよ』ってさ、

風邪やないんやから、バカがうつるわけないやんなぁ笑」

と、

話すと、Aちゃんが、

A "先生はバカじゃないもん。"

と、

ぽつりと言ったので、

 

私「、、え。そんなこと言ってくれるん?

ありがとう、、。」

と、うるっときた。

 

私「それにな、その人たちは、みんなで居る時にしか

嫌なことしてこーへんねん。

一対一になったら、向こうから逃げて行ってたよ。」

 

A " そうなん? なんで?"

 

私「先生、強いから。

っていうか、たとえば、中学なら3年間だけね、

時間が経てば、そうやってみんなで意地悪してる人達も

みーんな、どこかで一人になるねんな?

で、新しい場所で、知らない人だらけのところに

必ず行くことになるの。

その時に、その人達はみんなで意地悪できる仲間も居ないし、

自分が意地悪されらかもしれへんって事に

気がついてないだけやねん。

だから、嫌なこと言うてきたらな、その相手と一対一で

『ちょっとちょっと、あなた、きてきて、』ってな、

こうやって、相手の目をじーっと見て、

(それをやろうとながら)まぁ、先生は普段

は目を合わすのが苦手やねんけど、嫌な奴にはできるねん。

そういう人の目の奥の奥の方をこうやってな、

その人の脳みそがあると思ってみるねん。

睨むんじゃなくて、こうやって、まっっすぐみるねん。

んで、『何か言いたい事あるの?』って、

穏やかにやで、

そんで、『ない』とか、『は?』とか、言うてくるやろうから、

そしたら、そのままじーっと目を見て

『じゃあなんでそんなことするの?』

とかな、質問するねん。

でも、どうにもこうにもそこまでできないときは、

やらなくてもいいから。

ママやパパに言えなかったら、先生(わたし)に話して。

先生は、Aちゃんの味方やから。

オッケー?」

 

A "うん、わかった。笑"

 

そのあとは、折り紙でうんこ作って、

目を瞑って隠して、

スタジオの中をうんこを探して

いつものようにゲラゲラ笑って遊んでいたところ、

Aちゃんが唐突に

"先生は結婚しないの?"

と、言うので、

私「多分、無理やろなぁ笑、」

と言うと、

Aちゃんは、ちょっと声を潜めて

"でもな、A、先生のこと好きな男の人おると思うねん"

と、耳打ちしてきた。

 

いつか、折り紙でうんこ作って

床に倒れ込みながら笑い転げているもうすぐ39歳の女の

「多分 無理」

とは、何なのか?

きっとすぐに理解してもらえるだろう。

 

わたしは自分のことをいじめた人達という概念すら

持たないのだけど、

 

今日はこんな話を聞いて、

わたしは、大人としてちゃんとできたのかな、。

 

と、帰宅してから考えてる。

久々に日記を綴った。

 

 

 

 

今週末は、京都で、MOTHER ライブです〜♪

 

MOTHER、初京都♪♪

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aune

2023/04/06