生まれてこの方、考えることをやめられないのだけど、
先日、心がまたへし折れかけていたときに、
父に初めて話してよくわかった。
わたしは、完全に家族の諸悪の根源として、いつでも誰かの言い訳の役割を担っている。
わたしのことを無視したり悪く言う理由なんて、言わずもがな、
見たら大抵の人がわたしがズレてるんだから、疑問を抱くことすらハナからしない。
わたしがイジメ的なものを受けても、ずっと
「あんたが悪い」
と言われ、その漠然、且つ THE・END な言葉によって根性論とか生ぬるい否定を感じる以前に、
そのまま、素直に受け止めてしまって生きてきている。
おかげで、たまにわたしはすげぇ耐久性を自覚させられるから、良くも悪くも言えないのだけれど。
わたしの影口や乗っかりは、やり放題、
わたしが「それ、ちょっと酷くない?」と言えば
「そりゃあ、あんたが悪い」
はい、終了。
そういう家庭環境で育ってきたのだから、
社会に出て、ちょくちょく、何処でも言われる、第三者、赤の他人様からの
「もうちょっと自分に自信持てば?」
という言葉に対して、
「え。わたし、それ相応の自信は持ってますが、、。そんなに自信無いように見えますかね、?」
という、もう、平熱からバグってるんで、何のことを指摘されてるのかわからない現象は
わたしにとって、完全スルー可能なレベルで
もはや普通。

そして、わたしの家族は、絶対的思想なのか
「あんたが褒められるのは、相手が赤の他人やから思ってもないこと言うてるだけや」
という、言葉が待っているだけ。
わたしがこれまでの凡ゆるご家庭を参考に、きっと我が家は、えれぇ歪み方してんだろう、この、"家族愛"とされる"モットーみたいなもの"は、わたしを不条理によって社会的に抹殺させ放題という実績しか積んできていない。
そういう時は、バレリーナの動画を観て泣くだけ。
これが一番なんか、色々流せる確率が高い(現在のわたしの統計データ)。←わたしは常に何かのデータを取りながら生きている割に、選択が何にも出来ていない。(←データ取り続けて、未開拓に関しての新データに踏み込むバカだからかな?)

それはさておき、

父が電話で
「そりゃあ、あんたが悪いからや」
と言う言葉を1分に1〜2度の頻度で5分ほど言い散らかすので、
わたしは、ひろゆきさんの真似をして、
「それ、あなたの感想ですよね」
と、言ってみた。
そして、このパワーワードが如何に次に繋げるかを思い知った。ww

結果的に、漠然と先入観と偏見と惰性によって、わたしは自分の中でグッと飲み込んで、"いったんマジで死のっかなぁ~"のループから
論理的に脱線する事に成功。
そして、
「あのなあ!生まれてからずっと、何があっても"あんたが悪い" "あんたが悪い" ばっかり聞かされてたらなあ!こっちも自己肯定感なんてもんおかしなっとんねん!」
と言ったら、
父: 「え? 誰っちゃ、"あんたが悪い"とか言うてないやん、」
と。
おいおいマジか、わたしが、幼い頃から、『世にも奇妙な物語』を観ては、めっちゃリアルを感じられて、寧ろ、何か感じる安心感や、
世にも現実あるあるを、如何に奇妙っぽく物語として上手く風刺しながら描けているか という、
スコアを点ける観方をする癖や、
シュールレアリズムとカテゴライズされている画面の超現実の意味を変にナチュラルに飲み込んでしまう感覚は
こうやって育まれたのだろう。
俯瞰で
「フッ、」って笑うてもうた。

私:「えっとね、今で、最低5回はハッキリ言うてるよ。(わたし)が声荒げたと思ったら1秒前の自分の発した言葉を思い出してみてよ。めちゃめちゃハッキリ言うてるから。」
と言うと、父は
「わかった。」と。
そして、わたしの何が悪いと言っているのかを具体的に、証拠を抑えて、指摘してくれと言うと、
父は、
おそらく姉や母や妹あたりに吹き込まれただけであろう、先入観と偏見でしか述べられていない、わたしが諸悪の根源であるものの決定的証拠を提示するため、
一度電話を切り、わたしの検索結果にて、確認した上で
数分後、再度電話がかかってきた。
そして、
父:「、、うん、今、確認してる、。書いてない、ね、、。あら?杏ちゃん消した? 違うでね、あらぁ、、?書いてないね、。」
と、
デジタルタトゥーとやら万々歳!なんちゅー、ええ仕事してくれとんねん! 無罪が確定しました~。っと。

私:「せやろ?」
というと、
父はあっさり、
「、、うん。 すまらった。(すまなかった)笑」
と。
わたしもわたしで、そこからもっとこれまでの
彼らによるそれらの先入観と偏見と思考の惰性と自己正当化の好都合について
もっと責め立てる事はできたのだろうけど、
ガチマジの、これまで魔法の言葉のように無敵だったものが晴れた喜びというか、
リアルタイムではその奇跡に、逆にこっちがビックリして
"ひろゆきさんの「それ、あなたの感想ですよね」すげぇ。万能かよ。。"
と言うことばかり考えていて、感動からの笑いに転じてしまった隙に、
父は、
父:「じゃあ、久しぶりに、お父さんのギター聴かせちゃろかね、笑」
と、
すっげぇ ズっるい、あからさまな逃げワザ仕掛けてきて、
"うわぁ〜、、ズッル、セコ~、、(キモぉ〜)"
と思いながらも、
"「それ、あなたの感想ですよね」by ひろゆきさん 、あざっす〜、マジすげぇな、このパワーワード"
の余韻が気持ち良すぎて、
今ならそのまま寝技に持ち込んで一本取ることも出来るけど、それやってしまったらなんか武道じゃねぇな、、
みたいな 変に身に染み付いた武闘家な側面が
父のセッコい場外を許してしまった。

わたしはわたし以外の何かに、心の底からは勝ちたいと思えないのだろうか、。。

aune
2021/05/06