神童 とは、当に、
世に波紋で揺らす、振動であり、
天才 とは、当に、
誰かの災難 を、そう呼ぶ
と、わたしは思っている。
天才、才能、そんな言葉を作ったのは
きっと、天才ではないからだ。
この意味を、
子供染みた解釈だ、
ただの卑屈な厨二病だろ、
と鼻であしらう事が出来るならば、
この世の中で、
うまく生きられる人間だと、
自信を、持ったらいい。
病気だとか、メンタルヘルスだとか、
何とでも思えばいい。
そのぐらい浅ましい方が、
生命として、言い逃れが出来、
優秀なこったろう。
そのぐらいが、丁度良いだろうから、
天才とバカは紙一重
とか、言って、
誰かの災難に対して、
さも、羨ましいフリをしたり、
よくわからないことを、振りかざせば良い。
そのぐらいでないと、
タフにやっていけないだろう。
だから、下手くそな真似は辞めてた方が良い。
きっと、
才能 と、評価
を結びつけてるぐらいの、
浅はかな安いメッキに まんまと魅了されているような人間の方が、
メッキが剥がれたならば、
手のひらを返して、罵ることも出来るだろう、
騙されたことを利用するんだろう、
そして、
そのことで、
己自身の価値を上げられるだろうし、
メッキの話までしか出来ないのだから、
次のメッキ加工に、乗り換えられるだけだ。
難しい話ではない。
「天才という言葉を欲しいままに、、」
なんて、呑気によく言えたもんだ。
欲しい人間が、天才 であるわけがない。
何故なら、天才とは、
単なる、影響力だからだ。
才能 は、必ずしも 評価に繋がらない
のではなく、
才能 は、評価 そのものが、
邪魔になるのだ。
評価 という概念も、誇らしいものでない。
むしろ、人間の厭らしさ に、
直に触れる苦味しかないだろう。
世間が欲しいのは、
「才能を持った人間」
ではなく、
「才能」
なのだ。
わざわざ、発掘した人間から、
才能を買うほど、
律儀な世の中は、殆ど無い。
我先に群がり、
中身をすっぱ抜けば、条件が揃うのだから。
妬み嫉み、卑屈な心では無く、
言葉
が、ある限り、
概念
が、あるのだから、
言葉で世間とほどほどに遊べるうちである事に、
素直に満足したら良い。
あぶく銭に目を眩ませて、
噴き出すエネルギーの取り合いでもしとけば良い。
自分達で作り出す術を失えば、
時代でも繰り返しとけばいい。
その辺の、器用な人間が
そんなことは、何とでも巧みにやってくれるだろう。
餌食になった、災難など、
考える事自体放棄し、
流されてしまえる才能にさえ、
気づくこと無く、
生きて行けるのだから。
ただ、わたしには、非常に、
大切なことがある。
世の中、節穴だけではない ということ。
考えもしない、人間だけではない
という、事実。
だから、評価に温度を合わせ、
あとは他力本願で、役者を演じることが
どれだけ、恥ずかしいことであるか。
何故恥ずかしいか？
それは、下手くそな臭い芝居は、
見苦しいからだ。
編集されてるな～～、、
作り込んでるつもりだろうけど、ボロ出てるな～～、、
時代って、常にダサいな～～、、
それらが、見えることは、
絶望に匹敵しそうになる。
それはそれは、激しい絶望だ、
希望からスタートしたわけでもなく、
ゴールを感じるものではないから
崩れ、壊れゆくものが、
一気に、全て のこと、
そこにしか直結しないからだ。
大切なことがある。
わたしは、そこでへし折れてきた人間だ。
そして、そこでへし折れ、
それでも生きている方々の、
真の崇高さ を、見てきた。
地獄が見えるからこそ、神という漠然
を、
補うために、見つめ始める。
もともと、地獄で無く、
天国ならば、神という存在すらも、
意味をなさないだろうから。
天国 と、地獄
神や、悪
そんなもの、考えもしないところに、
生きており、
その世界に生きている人間は、
必ず居る。
強いて、わたしにとっての、
神
と、呼ぶに値するほどの、
決して、惰性や、浅ましさを持ち込みたくはない ところ。
其処は、自分次第で、
自分にとっての、
天国 にも、地獄にも、成り得るところ。
真面目に、向き会うことが 全て
の、ところ。
人々。
自分。
其処が、無くない からこそ、
わたしは、
生きられており、
また、
其処が、無くされないからこそ、
わたしは、
生きなければならない。
そして、そういう者に昇華して行かなければならない。
反吐を撒き散らかすのは、
攻撃ではなく、護りでもなく、
育みからくるものであるから、
正義も、悪も、裁き も、持たない。
誰かの災難を、見てしまったら、
わたしは、それを、笑えないのだ。
笑えないから、こそ、、、
、、、
、、、、、こそ、、なのです。
aune
2016.05.25