● 久々の稽古会

 

 恒例の空手備忘録…恒例だったはずがかなり間が空いてしまいました。 

 

 いやー友人の結婚式からの本番ラッシュが完全に稽古会の日と被ってしまってどん詰まりでした… 

 

 また12月も一つ本番とその練習でかなり稽古会に行ける日が限られてしまうのでちょっと本格的にオーケストラのスケジュール組みを考えなくてはいけないなという思いです。 

 

 まあそんな反省は一旦置いておくとして、稽古備忘録に戻ります。 

 

 昇級審査が近いという事で型を重点的にやる事は決まっていたものの、遅れてくる人もいるという事で最初は投げの稽古から始まりました。 

 

 やり方としてはお互いに四つに組んだ状態で、技をかける側が最初相手を押し、それを受けて相手が押し返してくる所に合わせて投げるという物です。 

 

 ありがちなのが、押し返して来る相手をスカそうとして胸を逸らして力を逃がそうとしてしまうという事です。 

 

 むしろこの投げの本質は、相手からの押す力をそのまま引き出しながら向きだけ変えるという事です。 

 

 感覚としては相手との接点で感じる圧力は変わらない様にするのですが、まだその工夫が足りないなと思いました。 

 

 投げの感覚をつかむ前段階として、ほぼ同じ状態から四つに組んで回って離れるという稽古もしました。 

 

 投げは相手からの力の向きを横方向+下方向に変えますが、この稽古は横方向だけになるので一つ単純化されます。 

 

 また、この横方向だけの動きも、実際の組手の時は距離が詰まって殴り合いになった場面で一度さらに距離を詰めて四つに組み、そこから更に回して遠心力に任せて離れる事で相手と距離を置いて仕切り直すのに使えます。 

 

 この組んでからの離脱の稽古で感じたのは、私の動きの無駄の多さでした。 

 

 特に体重が大きく変わらない場合、回って離脱した時に相手とは同じくらいの距離離れる筈なのですが、どうにも私の方が遠くまで離れてしまうんですよね。 

 

 やはり、無意識に相手と距離を置きたがっているのか、力の釣り合いを感じ取れていないから適当に動いてしまったのか、いずれにせよ課題が顕在化したのは良かったと思います。 

 

 一通り投げの稽古が終わったあたりで参加者が揃ったので審査向けの型の稽古に移りました。 

 

 この時深く実感したのは一人稽古の難しさですね・ 

 

 一応稽古会に参加出来ないなりに一人稽古として型は行なっていましたが、久しぶりに稽古に行って「若干のけぞり気味に見える」という指摘を受けました。 

 

 確かに油断すると重心が前に行くのでそこを直そうとしたり、腰を真っ直ぐにしようとしたりという事で注意しているポイントがあったのですが、どうもそれをやり過ぎていたみたいです。 

 

 客観視が出来ないのがどうしてもネックですね。 

 

 私が所属する空手の初期メンバーの方々はたまにかこれない師範からの指導の時間以外は指標も無く試行錯誤しかなかったそうなのでまだ恵まれているとは言えますが、それならそれですぐ訂正してもらえる今の環境をしっかり使い切らなくてはいけないなと強く感じました。