恒例の空手備忘録、今回はZOOM稽古会編です。
ちょっと最近はオーケストラの練習等が立て込んでしまって、本所属の稽古会に参加出来ない事が多いので、自主稽古会や今回のZOOM稽古会の様な機会をなるだけ逃さずに頑張っています。
仕事の関係で開始には間に合わなかったですが、繋いでみると最初は弟子稽古で釵の振りを行なっていました。
細かいコツ等は流石に書けませんが、今回の稽古で感じた自分自身の課題としてはやはり絶対的な練習量不足でしょうか。
ここ数ヶ月、部屋で振りようがない棒の為に、夜近くの公園に行って自主稽古をしていたのですが、逆に言うと部屋で振れるという油断から釵の稽古は疎かになっている節がありました。
振り終わりに釵がブレる等の問題もあり、それは手首の強さの問題なのかフォームの問題なのか分かりかねますが、それも含めてとにかく数をこなさねばいけないなと実感しました。
一通り武器稽古が終わったら、一般会員の方も混ざっての稽古に切り替わりました。
今回は普段と違う流れで身体の整え方を行いました。
私が所属する空手は、師範がその流派に伝わる整体法等を一般向けに改良したボディーワークがあります。
今回はその中から少しだけ簡単に出来る物を教えてもらいました。
今回教わったものの中で一番重宝しているのは手のひらを前後に振って前腕を緩めるワークです。
割と手首そのものを緩める目的で、色々な方向にブラブラさせるものは一般的ですが、それとは似ているが目的が違うので、動かし方が違うと思ってやると目に見えて効果が違うのが面白かったです。
あとは指をピンと開いて頭上で円を描くワーク、これは私の所属する空手で良く言われる「手は強く握るかピンと伸ばすかの二択」にも通じる所があって、指をピンと張る事によって肩甲骨まで連動して動くため、ストレッチにもとても良いです。
それと、これはすぐに書き留めなかったのでどこに効くか分からなくなってしまったのですが、足を肩幅くらいに開いて片足ずつ重心を乗せ換えながら腕をふるワークも、効能は忘れてしまいましたが、体感としては腰回りのゆるみと共に腕が降られて自然と肩周辺もストレッチされている気がして良かったです。
余談ですが、このZOOM稽古会を取り仕切っていた方は、ご自身も普通に整体師として働かれている上に別で太極拳もやっていたとの事で、それらが良い具合に混ざり合ってしまっている事もあって、ZOOM稽古会でしっかりと師範から習ったボディーワークをとなった時に「これはどこで習った奴だっけ?」と少し困っていました(笑)
確実に師範から習った物という事で、上記のワークを教わりましたが、ルーツが違うワークでも親和性が高いという事は、それだけアプローチは多少違っても人体の構造に則しているんだろうな感じ興味深かったです。
最後に行なったのは組手で役立つステップ等についてでした。
ナイハンチやセイサンの動きを、型通りに使うのではなく、要素を取り出して使うという事で非常に学びが深かったです。
特にナイハンチのステップワークで型通り足をクロスさせるのではなく、一度後ろ足を寄せてから動くというのは、ちょうど別の空手の本で読んではいたものの、動きとして見せていただけたのは非常にありがたかったです。
また、本来はナイハンチの移動の応用としてのステップワークですが、逆にこれも練習しつつ、ナイハンチの移動の稽古も行う事で、順番に行なうよりも理解が早まるような気もしました。
いずれにせよ、冒頭で書いた釵もそうですがまずは数を重ねる事ですね。
精進します。