恒例の空手備忘録です。

 

 先日の空手の稽古は非常に人数が少なく、稽古会長をあわせても4人でしたがその分突っ込んだ内容の稽古は出来ました。

 

 最初は型の稽古から。

 

 ナイハンチとセイサンに関しては、もう流れは理解しているので細かい指摘を頂きました。

 

 ナイハンチに関しては諸手突きの前段階で肩が上がってしまう事が課題でした。

 

 セイサンに関しては、突きの際に身体が縮こまっているという指摘を頂きました。

 

 セイサンの突きに関しては、自分の認識では縮こまっている感覚は無かったのですが、実際は感覚としては手先から飛んでいくイメージで、重心も手の動きに釣られて前に進む様に行うということで、正しい動きを確認すればなるほど確かに上手く行っていなかったなと言うことが理解できました。

 

 あとはセイサンの型に出てくる蹴りの際に上手く行っていない部分を指導していただきました。

 

 どうにも蹴りの前段階で足を抱え込む時に、一緒に重心も上に上がってしまい、結果としてバランスが崩れてしまう事が分かりました。

 

 なかなか手先足先から動くという感覚も、一人稽古では勘違いで進みがちだなと感じ、やはり、コンスタントに稽古会に通わなくてはいけない事を実感しました。

 

 その後はピンアン…

 

 いやー、正直ナイハンチとセイサンの型以外は結構うろ覚えというか、変に昔やっていた空手の型と混じってしまい非常に記憶が曖昧だったのですが、どうやら他の二人の参加者は私以上に型があやふやだったらしく、私が一番型を覚えているという中々の惨状を呈していました。

 

 まあでも、私自身そこそこ要点は押さえられていたようで、あとは流れが繋がればという感じはあったので、得るものは大きかったです。

 

 そして、型を一通り行なってからは、人数も少なく目が届きやすいということで、防具付きの組手の稽古に入りました。

 

 防具をつけることのメリットは、顔面に拳が飛んでくる恐怖を抑えて稽古が出来ることにあります。

 

 ただ、そのメリットと共に視界が大きく狭まるというデメリットもあります。

 

 距離感や相手と自分の中心を図るために、防具を付けて三種の受け等を行うのですが、素面でも行う稽古であるぶん違いは大きく感じました。

 

 ただ、ある意味、面を付けた状態でも周りを把握して立ち回れるようになれば、仮に実戦の機会に遭遇してしまっても余裕を持ちやすいなとは思いました。

 

 その後は相手にまくられそうになった状態を想定した、姿勢を正す練習と、相手のワンツーをさばきつつカウンターを入れる約束組手を行いました。

 

 この稽古で、気付きというよりはその一歩手前でもやもやしているのが重心のとり方です。

 

 どうにもやはり私は重心を移動させるというか、片方の重心に残りを寄せるというのが苦手なようです。

 

 ただ、この約束組手を通した重心の稽古で少し光明は見えつつあるかなとも感じています。

 

 これを乗り切れば大きく理解が深まりそうですし、精進しようと改めて気が引き締まりました。