恒例の空手備忘録自主稽古編です。 

 

 今回は雨も降らなかったので公園で自主稽古会でした。 

 

 ちょっと朝寝坊した関係で身軽に武器は持って行かなかったのですが、先輩から借りて棒を振る所から始めました。 

 

 最近棒を振る時は上半身ばかりを意識しがちだったのですが、先輩からの指摘を受け、改めて足運びを意識しながら行いました。 

 

 その後、少しだけ棒の対練を行いました。 

 

 こればっかりは一人稽古ではなかなかどうにもならないので、この自主稽古会のありがたみを大きく感じる瞬間でもあります。 

 

 棒に限った話ではないのですが、こういった対練で相手に技をかける瞬間は非常に難しいんですね。 

 

 何が難しいって、上手く行った時ほど手応えが無いのです。 

 

 相手をしてくださった先輩はその辺りの感覚が優れているので、こちらが技をかけようとした時に余計な力が入ると反応されます。 

 

 そういった意味で、変な温情が無い分上手く行った時は本当にしっかり出来ているという事なので、その感覚を追えば…とは思うのですが、まだまだ、自分自身の感覚が弱いため違いが分からないのが現状です。 

 

 ただ、少しづつ成功の頻度が上がってきてはいるので、あとは母数を上げてデータの分析だなという所です。 

 

 その後は遊び稽古に近い感覚で、釵の振りを意識した突きの実験を行いました。 

 

 この辺りはまだまだ感覚が難しいというか、突きの時に手首が曲がってしまう事もありますし、あとは前回の自主稽古備忘録にも書いた、「当たる部分を意識しない」というのがまだまだ難しいです。 

 

 その後も遊び稽古の流れで普段よりも色々と実験的な稽古がありました。 

 

 中でも興味深かったのが棒を使う物で、相手に棒を突き付けてもらい、相手が棒を軽く突き出す動きを察知して、棒を避けながら(?)入り身するという対練です。 

 

 棒を避けるというか、触れたまま受け流すというか、とにかく絶妙な逸らしを行うのがとても難しいです。 

 

 ポイントは色々あって、肘を意識して身体を主導するとか、全身がボールになった様な感じで、広い範囲に張るイメージを持つとか、頭ではなんとなくわかっても実際には中々身体がついて行かないやつですね。 

 

 とはいえ、「全身がボールになったように」というのは、今までなかった視点だったのでとても参考になりました。 

 

 その日は午後にオーケストラの練習も控えていたので、早めに切り上げる予定だったので、最後にマススパーを私向けに時間を割いてやってもらいました。 

 

 私は過去に空手をやってはいたものの、組手の試合に出た事は無かったため、他の方々よりもかなり初歩から教えてもらいました。 

 

 まずは普通のワンツーから、そしてそれをマススパーの中でまず「出せる」ようになる事を目標に行いました。 

 

 やはり、いきなり簡単に上手い立ち回りが出来る筈もありませんが、だからこそ、最初はたった一つで良いので目標を持って取り組むことが大事ですね。 

 

 そして「ワンツーを打つ」という目標から、派生して距離感や足運び、姿勢などの課題が見つかります。 

 

 課題がある事でまたモチベーションが生まれます。 

 

 わりと良いサイクルに入りつつあるように感じるのでこの調子で頑張ります。