先日私が所属する空手で昇級審査がありましたので、今回は昇級審査備忘録です。

 

 私が所属する空手は9〜7級が初級、6〜4級が中級、3〜1級が上級と区分されていて、上級に上がるまでは区分ごとに見てもらう内容は一緒です。

 

 前回までは私は初級だったので、基本の立ち方二種とナイハンチ初段のみでしたが、今回からナイハンチ初段とセイサンの型を見てもらうことになります。

 

 最近は雨が降らない日は夜公園に出て棒の個人稽古をするのが習慣になっていますが、審査の日程が決まってからは型の稽古にも重きを置くようにしてして万全を期そうとしていました。

 

 ただちょっと不思議なもので、結構しっかりと出来るようになっていたつもりだったのですが、いざ審査がある週になると型稽古をしている時に、挙動が抜けそうになったりちょっと怪しい空気が漂い始めたんですね。

 

 恐らくこれは緊張というよりは、ポイントを考えながら動こうとするあまり他の所で気が抜けてしまうというような事が起きていたのだと思います。

 

 若干の不安を感じつついざ昇級審査です。

 

 私が所属する空手の師範は沖縄に住んでいるので、審査の時位しかお会いする機会がありません。

 

 ですので会える時に一挙手一投足よく観察しておこうと思うのですが、今回は並び的に完全に師範の目の前に居ることになったので、大きなチャンスでもありめちゃめちゃ緊張する瞬間でもありました。

 

 いざ審査の時、やはり師範の目の前という所があるのか中々に緊張してしまいました。

 

 挙動も抜けませんでしたし、全体として悪くはないかなとは思いますが、正直もう少し上手くできたかなという所はあるにはありました。

 

 とは言えなんとかその場は無事合格。

 

 今回の足りない部分は次回にまでにより自分に定着するようにしたいと思います。

 

 審査後は入門式、てっきり既に弟子だと思っていた先輩が入門を果たし、参加者で祝福しました。

 

 入門式の後、退館時間まで残りわずかでしたがその時間を使って師範から指導を受けました。

 

 今回は突きのコツ、基本の立ち方であるナイハンチとセイサンの関係性を理解した上で上手く使って行う突きを行いました。

 

 やはり、確固たる立ち方が出来ていないと出来ない突きであり、私は上手く行くときもあるのですが、再現性と感覚が微妙に揃わずまだまだ精進が必要だなと感じました。

 

 ただ、とても為になったのがフィードバックを得ることで、体感と実際の威力をすり合わせる事が出来た点です。

 

 良く威力がちゃんと乗ってるときほど力感が無いという話がありますが、確かにその通りで、これは一人稽古では中々理解出来ないことだなと感じました。

 

 そして最も衝撃を受けたのが、実際に師範から一撃をもらった時です。

 

 手加減の為に拳すら作らず掌底で打ってもらったのですが、とてつもない衝撃でした。

 

 そしてさらなる衝撃が次に先輩が師範の掌底を体験している時です。

 

 正面から見た時は衝撃も相まって物凄い勢いで打たれている感覚なのですが、横から見たらあんなに軽く打っているのかと衝撃を受けました。

 

 まだまだ果てない道のりですが、今日の稽古で一歩進んだ感覚もあります。

 

 この調子で精進して参ります。