先日は午前中に自主稽古会、午後に休んで夜に所属の稽古会でした。

 

 稽古会長の方針通り、最初は型から

 

 ナイハンチ初段

 ナイハンチ二段

 ナイハンチ三段

 ピンアン初〜五段

 

 を流しで行いました。

 

 まだきちんと覚えられていない所もありますが、じわじわと覚えている部分が増えている感触もあります。

 

 型の後は組手に向けて感覚磨きということで、まずは手を合わせた状態で相手を崩す稽古です。

 

 これが中心を取る感覚の始まりですね。

 

 最初は示し合わせて相手と手を合わせ、少し圧を掛けて腕の部分を繋げ、自分と相手との境界のラインをなぞるように相手を巻き込んで動かすというものです。

 

 相手と自分の距離的な中心を把握し、そこを先に取るというのも重要な要素です。

 

 まずは示し合わせて、ぶつかる場所を共通意識にすることで自分と相手の制空権の境界を探るのです。

 

 中心を取る感覚を理解してきたら、相手の突きに対して両手で受ける技の稽古です。

 

 突きに対して両手で受けると書くと効率が悪そうですが、しっかりと説明すると相手の突きに対して、片手で触れ、もう片方の手で軌道を逸らせていくという事です。

 

 この時に、ただ手だけを動かすのではなく、入身も行なっていくのがポイントです。

 

 この入身の時の運足が中々重要で、稽古会長は自然にやると、ナイハンチの運足に近くなります。

 

 要するに後ろ側の足が前側の足を追い越しながら入っていくということですね。

 

 これが、私がやるとどうにも再現性にかけるというか、前足の方で飛び込んでしまうことも多々あってしまうのです。

 

 とはいえ逆に言うと半分はナイハンチの運足で入って行ける、ということでもあるので、その辺りは今までの積み重ねはあるのかなと思います。

 

 あとは定着率を上げる事ですね。

 

 今回の稽古においてもやはり自分自身の課題として大きいのは、姿勢の強度ですね。

 

 受けの練習の時も身体がめくられてしまい、のけぞり気味になってしまって次の動作に移るまでにラグが生まれてしまう、であったり、投げなどの際に身体が一体となって動かなくては行けない場面で腕だけ先行してしまったり、逆に腕が圧力に負けて崩れているのに身体だけ先行してしまうというような所があります。

 

 自分自身で感じている課題としては、投や押し合いのぶつかった瞬間等に、僧帽筋や三角筋など、その技の動作とは関係ない部分で力んでしまう為、そうならないようにと注意してみてかえって必要なところにも力が入らないという漢字仮名と考えています。

 

 こういった身体がバラける問題について、稽古会長からは、「一人稽古なら電柱などにあたってそのまま自然に接点の圧力を変えずにすれ違っていく練習をしたほうが良い」というアドバイスを受けました。

 

 自分の思い通りに動かない相手に合わせる段階の前に、絶対動かないものに対して自分自身を思い通り動かす訓練が必要という事ですね。

 

 今後一人稽古のカリキュラムに入れていこうと思います。