恒例の空手備忘録です。
先日は日頃の稽古前に、別の会場を借りて武器稽古を行いました。
借りれた場所が前後の利用団体の関係で一時間きっかりの間に出入りを済ませないといけない状況でしたので、時間的に少しタイトでは有りました。
しかし、逆に言えば武器の稽古は時間をかけるとミスが起こりやすくなって危険な事もあり、出入り込みで一時間、実稽古時間は50分程がちょうど良さそうな気もしました。
稽古の内容は武器の振り方、最初は棒からでした。
最近はほぼ毎日自主練で振るようにしているので、1人の振りはそこそこ上手くなって来ている気がします。
問題は棒を使った組稽古でした。
簡単に動作の見た目だけお伝えすると、棒と棒を重ね、上側の人が押さえつける所を下側の人が持ち上げるというような流れになります。
様々な要点があるのですが、弟子稽古の内容ですのでおおっぴらには書けません…
しかし、弟子稽古の内容とは別の私の欠点として気付いたのは「腕と身体が連動していない」という事でした。
今回の棒の稽古で言えば、理想形は腕と身体が同時に動く感覚で行うのですが、どうにも強く押さえられると、全身で動こうとしているのに腕は動かない、という事になり、そうなると身体だけが潰れながら動いてしまう為上手く行かないんですね。
考えてみると他の技法において上手く行かない場面も、同じ要因であるように感じられました。
棒の稽古が一通り終わったら釵の稽古です。
ここでの注意点は釵の動きを妨げないことと、足幅をきちんと取ること。
棒と比べると身体の連動が取りにくくはあるので、釵の動きに全身が着いていくことが大事だと学びました。
武器稽古が終わり、場所を変えて一般稽古です。
今後の方針として、最初の30分で型をナイハンチ初〜三段、ピンアン初〜五段、セイサンを流しながら行なって覚えるというようにしていくとのことです。
とりあえずは流れを覚えて数をこなしていくというのも大事なことなので、黒帯までに必要な型は覚えて行きたいですね。
型を一通り行なった後は、ピンアン三段の重心移動を伴った動きを利用した方の分解を行いました。
相手に突きを取らせた後に取られた部分の圧力を変えずに回り込む技術と、それを応用した投げも行いました。
ここでもやはり気になったのは身体が先行してしまう事でした。
今まで似たような稽古がある中でも、今回は特に投げようとするあまり腕と身体の連動が取れていないことを感じ取れました。
これに関しては、武器稽古の時に癖を自覚できたため、問題点が認識できたような気もします。
こうして武器の稽古、一般稽古の投げにおいても根本が同じミスをしていたことが分かりました。
まだ克服の目処は立っていませんが、認識に上がった事で対処は後々見つけられる気がしています。
そして、ここをクリアできれば大きな一歩になるとも思っています。
幸い、最近は稽古時間に恵まれていますので、精進していきます。