恒例の空手備忘録です。

 

 今回は稽古の前の時間にオーケストラの練習が重なってしまったため、遅れての参加となってしまいました。

 

 ちょうどビジターでの体験参加の方がいらっしゃったので、基礎からみっちりと行っていたようで、そういった時は自分自身の基礎の見直しにもなるので惜しかったという気持ちがあります。

 

 私が到着してからは三種の受けという二人組で行う稽古を行いました。

 

 この稽古は、お互いに決まった動作の中で受けで当たるという稽古です。

 

 この時、受けた時にすぐ反対の手で攻撃に移れるように、身体の向きと足さばきを気をつけながら、相手と自分の中心で接触するように受けることで、重心移動や間合いの感覚を学ぶ事が目的です。

 

 最終的にこの稽古で何が出来るようになるかと言うと、相手の攻撃に対して斜めの入身を合わせて、相手の攻撃を逸しながら入っていくことが出来るようになります。

 

 この稽古、まだ私は足捌きの時に思わず跳ねてしまって上手く行きません。

 

 重心移動等を意識しては居るものの、準備が足りないのか遅れ気味になって跳ねてしまうようです。

 

 もう少しスムーズに動けるように、足捌きを日頃練習する必要性を感じました。

 

 因みに、先輩に50代の小柄な女性が居るのですが、この稽古が凄くお上手です。

 

 先程この稽古は相手と自分の中心で接触すると書きましたが、実践においては自分に有利な中心を想定してそこに入るのが正しいやり方です。

 

 先輩とこの稽古をやると、上手く入り込まれて、私の有利な状態で接触出来ず、テクニックの妙を感じました。

 

 この三種の受けから派生して、相手との接触点を中心にして相手の側面に入り込むという技術の稽古を行いました。

 

 コツとしては、受けで相手と接触する時に前足に重心を乗せきっておくこと。

 

 そして、空いた後ろ足で側面に回り込みながら受け手と逆の手で突きを放つというものでした。

 

 応用編ということもあってこれはなかなか難しかったです。

 

 ここで感じたのは距離の詰め方の難しさですね。

 

 先程の三種の受けと近い感覚というか、相手の側面に入っていくためにかなり踏み込みを入れないといけない感覚があります。

 

 そこで大きく踏み込むと上半身と下半身の動きが正しく連動されなくなってしまうのです。

 

 適度な足幅で踏み込めるように足捌きを洗練させる必要があります。

 

 さらにそこから派生して、同じ動作で相手と接触してから突き手と受け手を連動して動かして攻撃するという技も行いました。

 

 これは一種の夫婦手と言われるもので、左右の手が連動する意識が大事です。

 

 素振りでは結構うまくいくのですが相手ありだと力をかけて動こうとしてしまうのでまだまだ精進が必要だなと感じました。

 

 最近は足捌きがおろそかになりがちだったので、まずはそこから日常の稽古を進めようと思います。