恒例の空手備忘録です。

 

 先日弟子入りを果たし、遂に武器術を学べる立場と相成った訳でございますが、先日遂に武器の基礎を教わることになりました。

 

 私が所属する空手で習う武器術はです。

 

 要するに遠間と近間ということですね。

 

 武器は自分で手配するのですが、棒は割とどこでも手に入るのですが釵がなかなか入手が困難なのです。

 

 武器の稽古ではしっかりと打ち合うので丈夫な物が必要なのですが、棒と違ってちゃんとしたものはネットでポチればすぐ届くとはいかないようです。

 

 基本は守礼堂という「空手と言えばここ」というような老舗で買うのですが、そこも注文しても一年近く待つという状況でした。

 

 守礼堂が待たされるということで、次点のお店も見つかっていたのですが、なんとそこも私が確認したときにはもう売り切れになってしまっていました。

 

 幸いにして稽古会長の予備を借りれることになったものの、可能なら自分のものが欲しいので困ったものです。

 

 まあ釵に関しては、後々師範が職人経由で昔ながらの製法のものを弟子用に手配してくださるとの事ですのでただひたすらそれが待ち遠しいです。

 

 そしていよいよ武器練習の基礎の基礎です。

 

 普段の稽古場所は床にマットが敷かれているため、釵の練習が出来ません。

 

 本格的には出来ないまでも、家での練習等が出来るように持ち方から教えてもらいました。

 

 釵に関して、普通の人があまり知らなさそうな事ですが、持ち方に二種類あるんですね。

 

 特に釵の使い方を知らなくても思いつく、柄を握る持ち方と、そこから反転させて物打ちと呼ばれる、刀であれば刃が付く場所を腕に沿わせる持ち方です。

 

 釵の型においては両者ともに多用するためスムーズに釵を回す技術が必要になります。

 

 この裏の持ち方をするときに、人差し指が気持ち親指から離れる様にして釵の柄を押さえつけ、腕に物打ちが当たる様にするなど細かいところを教わりました。

 

 その後に棒の振り方を教わりました。

 

 空手で使う六尺棒は両手で持って、三等分に木の部分が分かれて見える様に持ったり持つ時は握ると言うより親指の付け根で挟んで指が外に出ないように丸めるだけにするなど結構難しいです。 

 

 棒の打ち方も2種類教わりました。

 

 受けに使われる振り方は手の持ち替えをしないで振るのですが、もう一つの振りは持ち替えもあってかなり難しかったです。

 

 何より難しいのが足との連動ですね。

 

 今回だけでは正直分からなかったです。

 

 この後にそれぞれ釵の型、棒の型があるかと思うと先は長いですが、まずは一人で振れるようになり、その後他の稽古と同じく組んで出来るよう精進します。