先日私が所属する空手の、師範によるZOOM稽古が開催されました。
実を言うと今月は色々と用事とトラブルが重なってしまい、新年一回目の稽古以降ちゃんとした稽古に参加できて居なかったのですが、ZOOMとはいえ師範から直接の指導を受けることが出来たのはとてもためになりました。
主な内容はセイサンの型の考え方でした。
不思議な物で普段の稽古の時に指導される内容と比べ、言葉の上ではほとんど変わらない筈なのに、何故か師範からの指導だとより理解が進みます。
気のせいかもしれませんが(笑)
何れにせよフレームの変化のようなものは起きているのだと思います。
また、稽古会長が「私はこういう風に捉えている」という話をしていたのを、師範が言葉選びは違えどほぼ同じニュアンスで述べていたため、より一般的な情報として説得力が増したのかもしれません。
とりあえずの感想として一番印象的だったのは
師範の突き、蹴りが速い
軌道が正確で綺麗だということもあるのでしょうが、フォームの正確性も含めてちょっと今の所同じ速さの技は出せるビジョンが思いつかないです。
改めて凄い人の元に居るんだと理解した上でZOOM稽古の備忘録です。
あまり具体的な内容は避けるとして、自分自身の現状の改善等の方向から述べますと、今私に足りていないのは柔軟性かなという所ではあります。
セイサンの突きを打った時に、体感として上半身のどこかで力の流れが引っかかっている感覚があります。
これが師範とのフォームの違いや、速度の違いなのかなと思うところです。
重心の移動については多少は意識出来てきていると思うのですが、まだまだ先は長いです。
重心の移動に関しては、まだまだ自分は相手を引っ張ったり押そうと言う感覚強いなということも認識しました。
今まで、というか現状の感覚ではまだ自分を固定して、力で相手を引き込もうとしがちだなという事です。
相手と自分がいて技は成立するものなので、どちらかに引き込むのではなくお互いの中心に向かっていくという認識を持つ。
これが今の所の自分の認識です。
セイサンを通しで確認する流れでは無かったので、途中で型が始まる前の立ち方についての解説も入りました。
強い姿勢を作るという意図は理解していたものの正しくは、それに加えて首周りの骨格を揃える意味もあるそうです。
この辺りは認識にあげてやらないと素通りしてしまいそうな部分だなと感じました。
この部分だけに限らず、この会派の空手に関しては感覚を磨くことが大事だということを師範はおっしゃっていました。
体の使い方で重心が揃うというのも、実際にどこか筋肉が固まっているというよりはそういう認識の元で体がそれに倣って動くということだそうです。
だからこそ鍛錬による再現性は高いものの、簡単ではない。
まだまだ先が長いことを実感しつつも、だからこそ楽しいと思えているので今後もしっかりと歩んで行きたいですね。
その他にも、空手から少し離れて足まわりをほぐすストレッチを習ったりと非常に有意義なZOOM稽古でした。
次はもう今週行われるそうなので楽しみです。