車屋さんの車検によりAT不調となり、まさかの新年を迎えられなかったうちの車。
お友達の親戚の車屋さんから激安中古車を買いました。
直後は調子も良かったのですが、納車後数日で一気に不調箇所が出てきました。
そもそも現車確認をしないと言う初めての買い方で、車体の色やらなにやら知らないで購入。
引き渡しの時に3点えええええぇ…ってなる事言われてたんですね。
1.どこからか少しオイル漏れるから継ぎ足してね!
2.クーラントが少し漏れるから継ぎ…
3.キーレスなかったよてへぺろ
んー…どーゆーことなのw
1と2は経過観察するとして3は不便なので、中古の送信機を用意して車両に自分で登録、キーレスのブランクを用意して鍵を複製しました。
経過観察をしてみると車庫にオイル滲みが…へり具合は初めわからない程でしたが、翌る日レベルゲージで判別出来るくらい減ってしまいました…
クーラントは減っている気配が無く、リザーブタンクも位置は変わりません。
ラジエター側だけ減っている可能性もありましたが、ひとまず1と2の原因を探ってみる事にしました。
見た目でオイル滲みがヘッドカバーを起点にありましたので、オイルはここが一番怪しそうです。
クーラントはインタークーラーなどの下に配管があり目視では解体しない限りはわかりそうにありません。
そんな時に走行中に水温インジケータのオーバークールが点灯…えっ…空になったのか?と思い様子を見てもクーラントは入ってる。
インジケータが点滅し始めたりし、その点灯具合に釣られてアイドリングも上下する始末。
サーモスタット不調によって走行中にオーバークールとなるレベルに大きなラジエターでもないので、水温センサーの不調が濃厚でした。
この年式の水温センサーはサーモスタットと一体型で、水温センサー交換はつまりサーモスタット交換となります。
また、サーモスタットへアクセスする為にインタークーラーとエアフィルターも外すので、ついでにヘッドカバーガスケットを交換する事にしました。
この時の状態はオーバークールのインジケータが一切点灯せず、エンジン始動時にオーバークール判定にもなっていないからエンジンが冷えていると非常にかかりずらい。常に500RPM程アイドリングが高く、更にファイナルギアまで変速しない状態。
そしてまさかの燃費が納車直後のちょうど半分程しか走らない感じです。
このままでは経済的にも精神的にも良くないので、部品到着次第交換作業をする決意をしたのでした。
エアフィルターとインタークーラーを外し、サーモスタットを外してみる。
んんん?頼んだ部品は樹脂製で元々ついてたのがアルミ製でした…
なんだこれニコイチかw
形状は配管位置が若干違う事と本体の厚みが違うくらいで、用意したものは装着出来そうです。てか出来ないとおかしい。
スタッドボルトが長いのか他の部品と干渉して取り付け出来そうになかったので、スタッドボルトを抜いてはめてやりました。
なんと…ボルトが長くネジ山もスタッドボルトなので途中でなくなる為、ナットが効かない状態でした…
本体厚みが10mm程短くなったので、スペーサーなどでカサ増しするかボルト交換するか。
金属の硬さや伸びなど特性が違ってしまいますが、作業が終わらないのは困るのでホムセンに走ります。
無事交換の目処が立ったところでヘッドカバーを外してみましょう。
うわ…これはひどいwwwwww
プラグ周りが特に抜けててイグニッションコイルがオイル浸けになっているではないですか…
そしてカム周りやらカバー内面もなっかなかのオイルカスまみれ。
用意したケミカルでは歯が立ちそうにないため、パーツクリーナーで落とすだけ落としてあげました。
コイルも清掃しプラグの状態確認のためプラグを外してみます。
ピクリとも動かない(固着してました)状態で、ありえないほど締めてあるのか判別出来ませんでしたがなんとか外す。
長期間交換していなかったのかオイル滲みが焼き付いてる感じで、電極も痩せていました。
交換用にプラグを用意していなかったのでこれは後日交換する事にしてそっ閉じ…
オイル漏れ該当箇所も特定できガスケットを交換、締め付けのタイミングでトルクの確認をします。
参照してもらったデータが違う箇所のもので、クラフトマンもおかしいなぁ…と思いながら締める。
んー…いい加減止まらないとおかしいよ…えええええ気持ち悪いまだまわすのか…なんなのえええ…パキン!!!ファ!?!!??!
ボルト折れたった…wwwww
ボルトのかえが必要となり、折れたネジの除去作業も発生。
時間も押しており折れたボルトの状態を確認せずリカバリー方法を決定しホムセンへw
逆タップとかわりになるボルトを購入。
早速折れたボルトを除去する為に逆タップ用の下穴をあけて、逆タップを引っ掛ける。
よしよしすんなりとれた。
ここからサクサク組み立ててクーラントを入れる。
クーラントのエア抜きも必要だしまずエンジンをかける。
すんなりエンジンが始動しオーバークールのインジケータが点灯、クーラントのエア抜きをする。
翌日一日中使ってあちこち行きましたが、点検は異常なしでした。
燃費が恐ろしく悪くなってましたがどこまで改善するか楽しみにしつつ、帰宅時に給油をして計算してみました。
部品交換前の2倍以上の距離を走れたようで、納車直後より燃費が良くなりました\(^o^)/
車の機械的なものは基本チューニングショップなり修理工場任せだったので、サーモスタット交換なんてやった事が無かったです。
散々バイクをネジ一本までいじり倒していた経験が役に立ち勝利する事が出来ました。
今度はプラグとシート表皮、天井内張を交換?補修?しようかと思います。
クラフトマンさん