妊娠中のお悩みシリーズその5、逆子について。
先日、26週目の検診で初めて、逆子と指摘された。
24週目の検診では何ともなかったから、その2週間の間に、クルッとなったらしい。
その時助産師さんに、「頻尿とか胃もたれとかヒドくない?」と訊かれた。
実は、その1~2日前から、どちらもいつも以上にヒドいと感じていたから、驚いた。
逆子の状態だと、膀胱や胃を圧迫する力が、普通以上になってしまうようだ。
膀胱は、踏まれている感じで、痛くはないのだがキューッとする感覚があったし、
胃は、いつもと同じくらい食べようとしても入らなくてやめてしまう、という状態だった。
あとは、胎動を下の方に感じない?と指摘されたのだが、それもその通り。
胃の下あたりにボコボコと感じていたものが、膀胱の上くらいで感じる状態だった。
胎動は、赤ちゃんの体の動きに応じて感じるものだけれど、
一番強く感じるのが、「足の動き」らしい。
だから、よく感じるポイントがものすごく下の方だった場合は、
逆子になっている場合があるかもしれない。
それは、言われて初めて知ったことだったし、
まさか逆子になっているとは思っていなかったから、
ちゃんと戻るかが、何しろ不安で、一気に暗い気持ちになってしまった。
その後、母親や子持ちの友達に訊いてみたところ、
わたしの周りでは、ほぼ100%逆子経験があり、
「戻るからダイジョブだよ」と一様に言われた。
助産院でも、28週の検診で戻っていなかったら体操を教える、という話になり、
とりあえずの対策は「四つん這いになること」ということだけだったから、
まだ回る時期なんだな、と思って、ひとまずは安心した。
対策としては、四つん這いで新聞を読むとか拭き掃除をする、とかを試みる以外は、
「語りかけ」もかなり有効な手段らしい。
「語りかけ」とは、逆子で、胎動を下の方に感じたら、
その時に、胃の下あたりとか、上の方を叩いて、
「足はこっちだよー、足が上だよー。」と教えてあげる、というもの。
ほんとに分かるのかなー、という感じの話だけど、
これは、経験者数人から同じような話を聞いたから、
みんな試して、それなりに効果があるもののようだ。
マタニティヨガの先生に教えてもらった方法で、
「ダンナさんに股側から語りかけてもらう」というものもあった。
これは、逆子を直すポーズと共に教えてもらった方法だけど、
ポーズを取らずにただ話しかけるだけでもいいみたい。
普段、お母さんがいくら語りかけても、
それは、どうしても、上側からしか聞かせることができないから、
ダンナさんに下側から、「頭がこっちだよー。」等と言ってもらうことで、
頭を下に誘導する、という方法。
ダメなのが、冷えと、椅子とか床に座りっぱなしで長時間過ごすこと、らしい。
四つん這いのような、お腹が少し丸くなる状態の方が、回転しやすいみたい。
だから、逆子と分かったら、腹帯のようにお腹を固定するものも外して、
何とか、お腹に回転するスペースを作ってあげるのが大切らしい。
わたしの場合は、語りかけと四つん這いを試したら、
検診翌日の夜には、胎動を上の方で感じるようになり、
その翌々日には、触診で戻っていることが確認できた。
いずれにしても、赤ちゃんのことを考えて行動したり、
赤ちゃんやダンナさんとコミュニケーションを取ることで改善できるものだから、
焦らずにのんびり構えていれば、自然と直ってくれるのだと思う。