冬に戻った様な冷たい風が吹きます。
暗闇の中で桜吹雪でしょう。
彼方此方で桜を見たのに 見飽きたとも見足りないとも思わない。
ただ、何かしら もの悲しさを感じる今年の桜。
この1枚を 今年の桜とします。
四国の田舎に実家のお墓がある。
後を継ぐ者が居なくなった今 そのまま無縁墓になるのをやむ無しとするか…
村の共同墓地であり 管理者が居ないからと言って撤去される心配はない。
しかし、何らかの事情で(災害とか) 墓石が倒れる様な事があれば 周囲に迷惑をかける。 私がいる間なら何とかするが…。
それを思うなら 墓石を撤去して低くしておくべきか。
いや… どうせ この先 誰も入らないのだから 墓じまいするべきか…
ずっと気持ちの中で引っ掛かっていたのが 突然 動き出した。
<その時>の波が来たようです。
昨年 弟達の法要をした時に お坊さんから『墓じまいするなら 行きますよ』と言われた。
『え?? ここから四国の山奥まで???』と思ったが お坊さんは本気だった。
その後 何となくGWが終わってから。 五月の末くらいですかね。
という話になっていた。
折角言って下さっているのに いい加減にするのも申し訳ないと思って 5月末の可能な日を伝えておいた。
お坊さんから返事があったのが5日(金)の夜。
『5月10日にしましょう!』 目が点になった。 下旬じゃなかったんかい。
お坊さんは 9日に用事を済ませてから車で行くという。
ウチの田舎まで 5~6時間はかかりますけど…
『道後温泉に宿をとっておきます』というと 『田舎がいい』という。
田舎にも宿はあるが、ビジネス客はまず居ない。
客と言えば お遍路さんか ツーリングのライダーくらい。
5月は春遍路のシーズン。 ネットで見ると 数少ない宿はどこも<空室なし>。
どこから手をつけていいか判らず 土曜日は一日中 パソコンを見て終わった。
(ネットから)
お坊さんはさておき 自分の旅程をどうするか? 猫はどうする??
ペットシッターさんに聞く前に 実家のそばの人にまず聞いてみた。
みてくれる…という。 安心した。
彼女がみてくれるのなら それが一番 猫達にとっては安心できる。
ならば …と、私の行程が見え始めた。
往復の飛行機の予約。 空港での駐車場の予約。 着いてからのレンタカー。
先に行って お墓の掃除もしたいので 2泊分の宿を予約。
宿もネットでは取れなかったが 直接 電話をしたらアッサリ取れた。
自分だけが泊まる1泊目の場所は 生徒が居なくなった中学校の寄宿舎に宿泊できると言うのでそこにした。
こんな感じらしい。楽しみ。
墓じまいの工事は後からで良いけれど お経をあげる際に 業者さんも立ち会って欲しいと お坊さんに言われ これが一番のネックになった。
田舎に1軒しかなかった石材屋さんは もう廃業している。
かと言って 今からネットで探して どんな業者さんかも判らない人に立ち合いを頼む気ににはなれない。
それなら、選定は後にするとして 立ち合いは <作ってくれた元石材屋さん>にお願いしてみようと考えた。
来て貰える状況なのか判らないが とにかく探して連絡してみようと3日間かかって 彼の携帯番号を知る事が出来た。
藁にもすがる思いで 今日 電話してみた。
思ったより元気そうな声でその人は いきなりの電話に出てくれた。
そして 父と母が建てた墓の事を覚えていた。
事情を説明すると 『ええですよ。』と承知してくれた。
本当に 間に入っていろいろ尋ねてくれた田舎の従弟にも感謝!!!
これで完璧です。 何事もなければ来月 実家の墓じまいをする事が出来ます。
最後に残った者として 役割を果たす事が出来そうです。
それにしても お坊さんと一緒にあの田舎の宿に泊まる日がくるとは思わなかった。
人生 何が起こるかわからない。


