●テレビ朝日系列・高校野球リポーターの思い出


こんばんは!アナウンサー松下公子:話し方講師です。


現役アナウンサー直伝!「また会いたい」と言われる会話術


高校野球の地方大会予選が始まっていますね。


私は、テレビ朝日系列のアナウンサーだったので、毎年、愛媛の地方大会でリポーターをしていました^^


主に、選手の保護者に、選手の見えない努力やおうちでの様子をインタビューしていたのですね。


その中で、とっても印象に残っている、選手のお母様がいらっしゃいます。


普通であれば、もっと選手の近くである、前の席や応援団の近くに座るはずなんです。


でも、なぜか、スタンド席の一番後ろに座っていました。


これでは、選手の様子がよくわからないのに・・・。


「どうしてかな?」と、お声をかけると、じつは、目がご不自由なお母様でした。


「このスタンド席の一番後ろに座っていると、時折、吹く風や応援の様子から、息子が頑張っている姿を、体全体で感じるんです。


だから、ここまでの移動は大変なんですが、私は必ず、球場に応援に来るんです」


インタビューしながら、心がじーーんと熱くなりました。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。


息子を思う母の愛情。


高校野球には、こんなマイクを向けなければわからない、親と子の物語がたくさんあるんですよ。