敏感肌の人の場合、基本的にエイジングケア(加齢に応じた肌のお手入れ)のやり方も普通のお肌の人とは少々違う場合が多いです。ここでは、敏感肌の人に向けたエイジングケアの方法を紹介します。

 

クレンジングでしっかり化粧を落とす

一つの方法が、クレンジングです。実はメイク汚れがそのまま残っているとお肌の負担になり、エイジングが進んだり肌に負担をかけたりする可能性がとても高いのです。このため、最初にしっかり化粧を落とし、メイク汚れやお肌の汚れを取り去るように心がけましょう。

とはいえ、敏感肌の人の場合はクレンジングといっても普通のメイク落としでは肌に負担をかけてしまうことが多いとされているため、やはりアイテム選びは重要です。このとき、おすすめなのができるだけナチュラルな成分を使っているクレイジングです。お肌に負担がかからない、けれどもメイク汚れはしっかり落ちるような、そういうクレイジングを選ぶことが大切です。

できればトライアルセットなどでまずはラインで試せるものや、サンプルなどで実際に商品をお肌で試せるもので試してみましょう。使ってみてお肌に負担がないことや肌トラブルにつながらないことを確認したら、その時点でようやく本商品を購入することをおすすめします。自分の肌でまずは試してみてくださいね。

 

クレンジングの使い方

使い方もさまざまですが、基本的に敏感肌の人の場合は他の人よりもケアするポイントが違います。まず、手をキレイに洗ってください。顔に触れるときに雑菌やいろいろな汚れが付いていると、それが敏感に反応してしまい肌に負担をもたらす可能性があるのです。スキンケアや顔のお手入れの前には、手をキレイで清潔な状態にしてから触るようにしましょう。

もし乾いた手で使うアイテムの場合は、そのあとに清潔な乾いたタオルで手を拭いてキレイにすることが大切です。しかし、濡れていても使える場合は、そのままで構いません。

 

次に、量はちょっと多めに取るようにします。これは肌をこすらないようにするためです。手と顔のお肌の間には必ずクレンジングがあるようにすることで、肌を直接こすったり摩擦による負担をかけたりすることはなくなります。肌にできるだけ直接触れないように、最初から量は多めにしておくのがおすすめですよ。

 

また、顔全体に伸ばすことも大事ですが、ポイントメイクのあたりはクルクル回して汚れを落とすようにします。このときも当然力は入れず、指の動きだけで汚れを落とすようにしましょう。爪を立ててゴリゴリ削ったり、肌をガリガリしたりすると余計に肌が荒れてしまい、かゆみや赤身などが出やすくなります。特に肌ダメージが発生しやすい状態の場合ほどしっかりケアをしてください。

落とすときはぬるま湯が基本です。熱いお湯の場合はお肌に負担がかかってしまいますし、冷たい水は毛穴が引き締まってしまい毛穴の汚れが落ちにくくなります。このため、肌の温度よりちょっと暖かく感じるような程度のぬるま湯で落とすようにしましょう。

基本的には手のひらにぬるま湯をためて、それを顔にかけるようにします。お風呂などで落とすときにはシャワーの水流を直接顔に当てて顔を洗い流す人がいますが、これはよくありません。シャワーの水流は実はお肌には負担になりやすいので、あまり好ましくないのです。

<>また、顔のお肌も直接こすらないようにしましょう。基本的に肌を直接触らず、必ず優しい水流のみで汚れを落とすということを心がけてください。

 

 

エイジングのためのアイテム選び

最後に、アイテム選びです。肌にできるだけ負担をかけないようなアイテムを選ぶことが基本ですが、そのようなアイテムを選ぶためにはいくつかの方法があります。

一つはアイテムそのものがどのような成分でできているか調べる、ということでしょう。具体的には余計なものが入っていればいるほど敏感に反応してしまうので、香料や着色料などがないものに越したことはありません。

また、オイリーなお肌の人のために、できるだけ油分は少ない方が良く、鉱物油や油分などを含むものはおすすめできません。有名なのが「パラベン」というものです。これは防腐剤の一種ですが、肌に負担をかけるためあまり好まれていません。パラベンフリーのものを選ぶ方が、肌荒れなどにつながりにくく肌に優しいアイテムとなるでしょう。

 

そのほか、防腐剤や紫外線吸収剤などが入っていないものの方が良く、全体的に余計なものが入っていないシンプルな成分でできている方が肌に負担もかかりにくい傾向があります。

おすすめなのが、アレルギーテストが済んでいるものです。敏感肌の人の中にはアレルギー体質の人もいて、化粧品に含まれるアレルゲンに反応している場合もあります。このため、アレルギーテストが済んでいればアレルゲン対策もできますし、当然アレルギーも起きにくくなっています。

敏感な人ほど、できるだけアレルギーテストを済ませたものの方が良いでしょう。

 

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