こんにちは。

個性を光らせカタチにする
色彩 & 親・子育てプロデューサー、
An colorの美雪です。



台風ですね。
どうか皆さまの地域が平穏でありますように。








「やさしくなるためには、心を強くしましょう」


先日のことですが、
世界遺産に登録されている京都の醍醐寺さんで
色彩のワークショップをさせていただいた時のことです。


前回のワークショップの時にも
住職さんから子どもたちへお話があり、
(記事は⇒コチラ

「目に見えないものが見えるようにするために、心を豊かにしましょう」

という法話に、
心を深く動かされました。


そして今回も、
住職さんが子どもたちにお話されていた
ことばに深く胸を打たれたのでした。


「心が強くなければ、人にやさしくできません。だから、まずは心を強くしましょう」と。



そうですよね。
自分の心が満タンでなければ、
人に優しくする余裕なんてない。

「まずは自分のことをいっぱい考えることから始めましょう。」

そんな風に聞こえました。

そう言ってもられたら、
それだけで子供の心は満たされるかもしれないとすら感じました。
大人だって、そうかもしれませんね。


心がほわっと温かく、
少し強くなったように感じたお話の後に、
子どもたちは絵を描いたのです。


もちろんのびのびしないわけがありません!


その絵はこういうものになりました。


8月5日の万灯会で飾られました。






実は、
そこににたどり着く前の段階が、
私の役割りでした。

毎年、「自由に描いていいよ」
と灯籠用の真っ白な和紙を渡しても、
みんな描けない、
ということで、

「カラー講座で、描くためのヒント作りをしてください」
というご依頼をいただいたのです。



参加者は主に小学校高学年から中学校3年生まで。
こども色彩教室に通う子どもたちより年齢は上です。



さて、どうしようかと悩んで、
「大人でも体験したことのないことにチャレンジしてもらおう!」
と決めました。


①好きな色から言葉を導きだし、
②今度は体験を言葉にして、
③色や形に変換してもらう、
というワークです。


お寺の畳のお部屋で、
まずは色から言葉への変換クイズ!



住職さんたちも子どもたちと一緒です。



好きな色をぐるぐる塗って、



言葉を導きだします。



こんな風に。


小学校低学年の女の子、
優しい色と言葉です、



小学校高学年の男の子、
活発さの中に冷静さも、



中学生の女の子は、
多感さが色にも言葉にも。



その後で、
グループごとに醍醐寺合宿の思い出を言葉にしていくと、
あとは子どもたちが自然に色や形として表現していってくれました。







ほんの少しのきっかけさえあれば、
子どもたちの発想は、
大人の予想を超える素晴らしいものへと発展していく
のですね。



「心をしやなかに強くする」
をキャッチフレーズにしているこども色彩教育と、
先に記した住職さんの言葉もリンクして、
また子どもたちの発想の木が大きく伸びるのを
見せてもらった瞬間でした。




自然が創りだす空気と、
人が創りだす空気、
そのどちらもが美しく澄んだ醍醐寺さん


世界遺産というのは、
こういうものなんだということも感じさせていただいた数日間の出来事でした。

関わってくださった皆さまに感謝です。





またこれからも、
子どもたちの発想のきっかけ作りをしていきたいと思います。




最後まで読んでいただきありがとうございました虹