世の中はどんどん便利になって、どんどん年寄りにはついていけなくなっていく。もちろんインターネットを駆使するすごい高齢者は沢山いる。
けれど、認知症が始まりながらもなんとか自宅で暮らしている高齢者も沢山いる。そんな人たちにとって、イレギュラーなことは対応が難しい。自分もそうだからよくわかる。

70代の男性が電話をしてきた。すでに怒っている。三回目のワクチンの予約が取れない、訳がわからないという。多分軽度の認知症。
接種券は来ている。
でもなんの説明もないという。
一緒に、予約の取り方や接種できる医療機関の一覧表や連絡先が入っているはずだがないと言い張る。何度も何か他に紙は入ってませんでしたかと聞いてもないと言い張る。
ひたすら行政はダメだと。演説のように話し続ける。傾聴…。
仕方ない、次の手は、前回ワクチンをした病院はどこですか?と聞いてみた。すると、炎に油を注いだように『あそこはダメだ』とまたはじまる。どうダメなのかよくわからない。市のホームページを見るとその病院は一覧にちゃんとあり三回目の予約を受け付けている。接種券を手元に置いてそこに電話してもらえたらいいのだが、もうやってないらしいとか断られたとか、連絡が来てないとか相手にされなかっだと言っている。予約せず病院へ行きおいかえされたのかもしれない。とにかくそこは行きたくないというのは伝わった。お怒りでだんだん、なんの相談なのか解決したいのか苦情なのかわからなくなってくる。私はワクチンの予約代行はできない。子供さんはいないのか、相談に乗ってもらえる若い人は周りにいれば、そうすればすぐ解決するのに😢
市役所にそういう人のためのお助けダイヤルがあるのでそれをご案内する。
ダメだ、ダメだを連呼しているがとにかくここにかけてみるよう伝えた。やっとわかったと言ってくれた。
どうか、役所の人、親切に予約を取ってくれますように。
この年代、怒っている人が多い。話が長い。こちらの話は耳に入らない。頭が良くて社会的地位も高かったのか行政に対しての不満をぶちまける。
そして最後に、そこは何のダイヤルなんだときいてくる。😅