ホテルに飾られていた


古い絵は


かつての砂漠の王国の面影


子供の時

憧れ続けた 


異国の景色


アラビアンナイト


千夜一夜物語






ラクダに乗って

たどり着いた古代遺跡


そこに住み着いた

戦禍を逃れた遊牧民族







歴史は

ロマンに溢れ


そして残酷


強い民族が

勝ち残る





滅びた王国は

砂に埋もれて朽ち果てながら


長い眠りの果てに


また蘇る



でもどこを探しても、

子孫はいない


そんな話を世界中で聞いてきた


日本にも

心優しい少数民族がいた







神殿は

岩山を掘ってできている


ヨルダンの国旗🇯🇴🇯🇴







神殿を眺められる


洞窟カフェでは


冷えたジュースが飲める



不思議だなあ





何度も言うけど






神殿はでかい

高さ五十メートル

幅は百メートル





玄関


上がり框高すぎて


入れません







中は空っぽ








山をおります







あの道を通って山の向こうまで



帰るのね







薔薇色の遺跡と言われる


確かに赤いね







後ろから


ずっと撮ってくれていた


ありがとう






こんなところもあんなところも







ここを守る

遊牧民族ベドウィンの民


世界一と思うほど可愛い少女から

小物の置き物を買った

その子の


お母さんは

自分のお腹をさして

ここにも赤ちゃんがいるのと

異国の言葉で言った

妊婦さんがこの山の上のテントに

毎日通いお土産を売る

生きてゆくのは


大変だ涙








どうか


元気な赤ちゃんが生まれますようにと

お母さんのお腹に触らせてもらって

日本語で

心から祈った






こんな洞窟に

ベドウィンの民は最近まで暮らしていた


馬を乗りこなし


ロバやヤギとともに焚き火をおこして

暮らしていた







世界遺産となり

ベドウィンは離れた居住地に

移住させられた











白人が発見する前から

ベドウィンはここに暮らしていた



本当はこの素晴らしい世界が

世界中に知られることを好まなかった









山を降りてきた



でもまだまだ







4時過ぎ

ここに着く




ここまでくれば

予定の時間に帰ることができる





最後に目に焼き付けたい



サヨナラ


シークのトンネルを

通って


現実世界へ帰ります