杉山清貴と
オメガトライブ
二人の夏物語
青春時代の夏のメロディ
知ってますか?
もう、何十年も前になるけど
つい昨日のよう
その頃通っていた看護学院のクラスメイトに二人だけ当時珍しい
男子生徒がいた。A君とB君。一緒に厳しい実習も国家試験も乗り越えた仲間だった。
卒業後、学院の仲間が集まって海に向かった。
参加出来ないB君がその時
車の中で聴いてねと手渡してくれた
一つのテープ。
never ending summer
と書いてあった
テープの中には
ドライブにぴったりの
夏の恋が散りばめられていた
車と海とひと夏の刹那的な恋
最後の曲が
名曲の二人の夏物語だった
両手を伸ばせば届いた愛
彼の時間は
夏が逃げてしまうと少しおびえた君を
一人街に見送る
僕のカレンダーは8月のまま
君を
守れなかった約束
そんな夏の終わりとともに
消える恋の歌を聴きながら
峠を越えて
伊豆半島の先端へ
海がきれいだった
それから数年後
B君は思いがけず本当にあっけなく
病気で亡くなってしまった
優しくて穏やかな人だった
子供の時いつも一人で夕食を食べていたと言っていたね
だから温かい家庭に憧れるって
看護士になって親孝行したいとも言っていた
なのに
止まってしまった
テープも返さないまま
私の手元に残って
今はテープを再生する機械もなくなって
ずっと聞くこともなかったけど、
YouTubeで見られることをブロ友様におしえられ、何十年ぶりに聞いた曲
never ending summer