こんばんは ランです


東伊豆 伊東のシンボルとなっている


東海館


昭和の初期に材木商がえりすぐりの材木を集め


贅の限りを尽くした建築は一見の価値あり









今回は 案内人師匠さんに詳しくガイドをしていただきました







まず玄関


鶴の一刀彫



貫禄のある木造三階建て





お隣のこれも重要文化財のいな葉は双子のように



良く似た造りで 松川沿いの景観を作り上げています




いな葉玄関  





館内


全ての部屋が みな違う造りになっていて


使っている材木も違う


客室の入口には ひさし屋根が付き


廊下は まっすぐでなく


まるで下町の路地裏のように


景色が眺められます





客室


このお部屋には 沢山の秘密が隠されています







シンプルな落ち着いた和室ですが


これでもかというほどの丁寧な作りは


ガイドさんと一緒jでないと分かりません


ここは一階 楷書の部屋 床柱は 黒檀




二階 行書の部屋 床柱は 杉





廊下を反対から見たところ










階段の手すりは太い椿








 





3階草書の部屋 床柱は 桜





各階ごとに違う棟梁につくらせ腕を競わせたという


今はもう手に入らない材木、もう作れる職人のいない技術


広間の天井板は古代杉の一枚板で 


玄関の 床は 50センチの桐の一枚板


一度聞いただけでは 覚えられないほどの





東海館は旅館として平成9年まで営業


その後閉館し 保存を望む市民の声にこたえ


市の博物館として生まれ変わり


皆様のお越しを待っています


隣のいな葉もその後 廃業


今は外国人が多く泊る素泊まり旅館として人気です


歴史の流れの中で違う運命をたどりながらも


しっかりとこの町になくてはならない存在として生き延びてきた


この二つの建物・・・








いつまでも 大切にと願います