黒猫

　　　　　　　　　　　　　　　我が家のクロサン

　　　　　　　　　我が家には　七才になる雄猫のクロさんがいます。元野良ネコでした。

　　寒い日駐車場の入り口に　捨てられ一日中ご主人を待っていたクロさん。

夕方娘が餌をあげにいきました。

子猫と呼ぶにはやや大きめ。首輪の跡もあり、人懐っこくおとなしい子でした。

通りすがりのおばさんが　｢捨てられたみたいね。朝からいるから。　飼ってあげたいけど

うちにはもう猫が何匹もいるのよ｣

と教えてくれました。

夜中に　見に行くとまだ　入口にいます。

私の顔を見ると、待っていましたとばかりに　一声「にゃあ」と言いました。

「家に来る？」と聞くとまた「にゃあ」

それから　我が家の家族になりました。

緑の瞳、ビロードの毛並み、足の裏まで真っ黒な福猫さん。

かわいいんです。　

　でも　でも

このクロさん　このときの心の傷なのか、我が家を大切な縄張りと思っているようで

我が家への侵入者には勇敢に攻撃します。

たとえ、人間であろうと、大切なお客様であろうと…　

玄関から一歩でも入ろうものなら

黒豹に　豹変とは　この事です　　番犬ならぬ番猫です。

流血さわぎは数知れず…。

この場をお借りして　被害者の皆様にはお詫び申し上げますf^_^;

番猫として働く猫を見てみたい方(いませんよね)

どうぞ我が家にいらしてください。

ちなみに家族と他ペットはおそいません。

あと猫好きな人には手加減します。ホントです。