※9月16日の朝日新聞(朝刊)に関連記事が載りました。この記事の1番下に追記してます。


ブログに記事を書いた通り、8月1日に人工呼吸器の親子団体のメンバーとして、都庁へ行ってきました。


目的は、小池都知事と都教育長と面談。

人工呼吸器の児童でも、親の付き添いなしで通学できるように要望と説明をしたのです。

以下、ニュース記事もご参照ください。
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知らない方が多いのですが、都立の特別支援学校では『看護師は人工呼吸器に触れてはいけない』という驚愕の規則があります。

なので、看護師は同じ教室にいても、人工呼吸器が『動いてるのを目視で確認する』だけ。
コンセントをさしてくれることも不可。


というわけで親は送迎のみならず、ずーっと教室に張り付いて、時折医ケアをするという状態が続いていました。

親が付き添いできないなら、訪問学級しか選択肢はありません。




医療資格のない親ができることが、規則のためにプロの看護師はできない…

病院の看護師はもちろん、訪問看護師や研修を受けたヘルパーさんは、親と同じ医ケアをフツーにやってるのに。



で、その都庁訪問の成果が見えてきました。

今週の都議会で、都教育長が明言したのです!


今年度中に規則を改正して、看護師が人工呼吸器の管理を行えることを。

そして、来年度から人工呼吸器の児童でも親の付き添い無しで学校生活を送ることができるように整えていくと。


NPO法人フローレンス代表の駒崎さんが、本件を詳しく書いてくださったので、ぜひご覧ください。
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今回私たちが面談しただけで、こんな大きな前進に直結した訳ではありません。

何年もかけて、大勢の保護者、議員さん、サポーターの皆さんが訴えてきた成果です。



ただ…


ルール改正は素晴らしいのですが、ぶち当たるのは『看護師確保』の壁。

せっかくルール改正しても、肝心の看護師さんが足りなければ、絵に描いた餅です。



ただでさえ世の中は看護師不足。

看護師確保が難しければ、例えば医ケアができるヘルパーの同行を認める等、実現にむけて柔軟な対応をぜひお願いしたいです。



※9月16日の朝日新聞にも載りました!
ちなみに、医療ケア児受け入れをする区立保育園としては、来年から港区立元麻布保育園がスタートします!

最初は6名のお預かりですが、徐々に人数も増やすようです。