1歳5ヶ月 フォンタン手術当日 | みんなちがって、みんないい。

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妊娠五ヶ月でお腹の次男の心臓に異常があることが発覚。泣いて、受け入れて、立ち向かって、愛して。
毎日息子に成長させられている2児の母です。次男と私たち家族についてしか書けないけれど、
心臓病の子供をもつ母親の1例として、少しでも誰かの役に立てれば。

当時のブログから(2012年4月上旬)

*7時半に私と夫が病院に到着。
次男は朝の浣腸で2日ぶりの便が出てスッキリ顔をしていた。私と夫の顔を見るなり抱っこを要求し、そこから手術室に降りて行くまではほぼずっと抱っこ。最後の食事は昨日の夜、最後の水分は朝7時だったけれど、本人は特に喉が渇いている様子はなく全く愚図らず。
*8時に眠くなるお薬を飲み、トロ~ンとし始める。
*8時50分に黄色いベッドに乗せられ手術室へ降りて行き、眠ってもいなく、泣く事もなく、とても良い状態の次男を笑顔で送り出せた。(嘘。泣いた。)
*9時頃に私と夫は待合室に通され、前回の手術同様、16時に一度「まだ癒着をはがしている段階で人工心肺も始めていません」という報告を受けただけで、あとはひたすら待っているだけ。
*20時半にT医師が突然やってきて、手術が無事すんだことを伝えてくれた。とにかく癒着がすごかったけれど、フォンタン手術を完了することができたのこと。右上大静脈は細いどころか封鎖していたらしく、なんとか3ミリまでひらくことができたみたい。このままひらき続けてくれます様に!
*22時頃看護士が呼びに来てくれてPICUで落ち着いている次男に会わせてくれたのだけれど、顔色が予想していたより遥かに良くて、前回みたいな苦しそうな赤みは全くなかった。
脈150台、酸素95、血圧70/40、肺動脈圧17
PICUにいる間、面会時間は1日2時間までなので、明日は14時~16時に面会する予定。この数字が保たれて、むしろさらに良くなっていることを期待。意識も戻って来ているかしら???


今回の手術はとにかく色々なリスクがあって、なんとか今日を乗り越えて!と世の中全ての神様に祈っていた。予想以上に早く終った手術はその分次男の身体の負担を軽減してくれているはずだし、たくさんの人からの愛とパワーが届いて次男の手術室には光が降りて来たのだと思う。信仰深いわけではないけれど、そう思えて仕方ない。みなさん、本当にありがとございました。感謝の気持ちを忘れずに、これからの次男をしっかりとサポートしていきたいと思います。

次男、がんばってくれてありがとう。
みんなからの愛を受け止めてくれてありがとう。
生きていてくれてありがとう。』